ベーシックカットは、よりシンプルにより分かりやすく

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渋谷区代々木八幡の美容室でのベーシックカット講習会の風景

みなさん、こんにちは。
美容室スプラッシュの小林誠です。

 

基本の大切さは誰もが理解していると思います。

しかし、その基本を一度覚えただけで、未来永劫ずっと身に付いていると勘違いしている事ってあるんですね。

だからこそ、何度も何度も繰り返し練習して、心と身体で覚える必要があります。

 

ベーシックカット

ヘアカットの基本に「ベーシックカット」があります。

一般的にはロンドン系のカット技法の事をベーシックカットと言いますが、今ではいろいろなベーシックカットが混在しています。

特にルーツが明確ではないベーシックカットもあり、たくさんの基本基礎カット技法が存在します。

私が教えているベーシックカットは、ロンドン系、パリ系、そして日本のベーシックカットの良い部分を混ぜ合わせて、私がオリジナルで体系立てています。

そして、同じ条件でカットすると誰がカットしても全く同じスタイルが出来上がるように伝えています。

そのために、カット理論、展開図、カットの順番、姿勢、ブロッキング、スライス、コーミング、パネルの持ち方、そしてハサミでのカットの注意点などの細かく決めています。

私が教えるのは基本的なカットなので、器用不器用に関係なく基本スタイルが誰でも身に付けられます。

その基本スタイルをベースに、各種アレンジを加えてスタイリストそれぞれのオリジナルスタイルが出来上がります。

 

基本の大切さが分かる瞬間

美容室スプラッシュの場合、ベーシックカットの練習は、アシスタントでも、スタイリストでも全員が同じ条件で定期的に練習します。

Splashへ入社20年弱のtomone店長や由梨子副店長はもちろん、10年以上のスタイリスト、スタイルストデビューを目指すアシスタントも一緒に定期的に練習し続けています。

それは何故か?

今まで何度も何度も練習して、テストにも合格したベーシックカットのスタイルなのに、実際にカットウィッグでカットしてみると分かるんですよね。

実際にスタイルカットしてみると自分が思っているより下手です(笑)

できていると思っている基本基礎の部分ができていない事に気が付きます。

そして、自分ができた理由、できなかった理由を私や先輩たちがしっかりアジャストした時に「あぁ基本って大事だな」と分かる瞬間があります。

 

できているつもり

Splashのベーシックカットは、基本中の基本としてスタッフ全員で何度も何度も練習します。

教えている私が、10年前に教えたベーシックカットと、今現在教えているベーシックカットで違う場合があるのでスタッフたちも気が抜けません。

教えているベーシックカットが変化する理由としては、私の中で「よりシンプルに、より分かりやすく」というコンセプトがあるからです。

その時々でブラッシュアップした状態で「基本」を定義し直しています。

もちろん出来上がりのカットスタイルは一緒ですが、カット工程がシンプルになってきています。

 

それはさて置き、実際にできているつもりで、余裕をぶっこいてカットしてみると、結構カットできません。

「できているつもり」が自分を客観視できない理由です。

基本のカットって難しいんですよ。

何故なら、姿勢一つ、腕の角度一つ、何か一つでも違うと正確なカットができないんですね。

 

これからもずっと

既に退職した歴代のSplashスタッフたちも、次の就職先のサロンで「〇〇さんはカットが上手だね」と言われる。と本人から聞いたことがあります。

何度も積み重ねて練習してきた技術は、どこに行ってもお客様に愛されるんですね。

 

現在Splashでは、今年デビューを目指すアシスタントが私や他のスタッフと一緒にカットの練習に励んでいます。

もちろん、ヘアカラーなどその他の技術や知識、そしてお客様とのコミュニケーションも勉強中です。

ベーシックカットはテスト制で、次々と新しいスタイル課題がありますが、一度合格しただけで覚えたつもりにならないようにと、常にアシスタントには言い聞かせています。

もちろんその言葉は、私自身への言葉でもありますし、未来の私への提案でもあります。

私は、これからもずっとベーシックカットを練習し続けると思います。

 

そして、ベーシックカット講習会も、よりシンプルに、より分かりやすく。

生徒さんも募集しますね。

スタイリストを目指すアシスタントやもっと練習したいスタイリストのみなさん、まだ出会っていないお客様が美容師としてのあなたを待っています。

世界が君を待ってるよ。

 

 

基本の大切さは誰もが理解していると思います。

しかし、その基本を一度覚えただけで、未来永劫ずっと身に付いていると勘違いしている事ってあるんですね。

だからこそ、何度も何度も繰り返し練習して、心と身体で覚える必要があります。

 

それでは、また。

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経験するために私たちは今を生きている

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みなさん、こんにちは。
Splashの小林誠です。

何かを成し遂げる方法として、どれか一つだけしか道が無いとか、これをするのが一番早いという様な物事の考え方があります。

本当は、どんな道を通っても良いですし、少し遠回りするくらいのノンビリとした気持ちの余裕が必要だと思うんですね。

何故なら、いろいろなコトを経験するために、私たちは今を生きているからです。

 

美容室スプラッシュ橋詰杏

期限を決める事と、期限が決まる事

少し大袈裟に言ってしまうと

「いつまでにやらないと間に合わない」

「この波に乗らないと損」

「この方法が一番効率的だし、一番効果的」

このように言う人がいます。

はい、確かに今という時代を怠惰に過ごしていては、何事も成し得ません。

今決めたコトに真摯に向き合って、ちょぉ〜真剣に行動する。

これが決め手なのは間違いありません。

だからこそ、その過程において自然と期限が決まるのが望ましいのです。

 

無理強いをしない

Splashは開業23年目になりました。

スタッフたちも勤続19年、18年、12年、、、と、みんな長く働いてくれています。

その中に、この春から入社3年目になったアシスタント杏ちゃんがいます。

 

私:「最近カット練習の調子はどう?」

杏:「ちょっと苦戦中です。一つ覚えるとその前の段階の部分ができなくなって」

私:「あぁそう、何か覚える時は波があるよ。一つひとつ確実に覚えられれば良いけど、出来たり出来なかったりする。その状態がしばらく続いて、それを超えると一気に世界が広がるよ」

杏「はい、、?」

私の分かりにくい説明が出ましたw

 

その後、

私は「杏ちゃんにはさぁ『あぁ美容師って本当に楽しいんだなぁ』って心の底から実感してもらいたいんだよね」と伝えたのでした。

私はこの段階では「いついつまでにこれとこれをやって、そしてこれだけの結果を出しなさい」とは一言も言っていません。

その言葉を言った途端に無理強いをしてしまい、結果のみにフォーカスしてしまうので本質がぼやけてしまうからです。

すると、遅れたり、失敗できなくなってしまうんですよね。

 

美容室スプラッシュ橋詰杏

失敗の観点

他人と比べて遅れを取ったり、失敗を恐れる気持ちは誰にでもあるものです。

特にスタイリストデビューへ向けてのヘアカット練習の場合、一度カットしてしまった髪は元に戻りませんし、失敗したらまた一からやり直しだからです。

早くスタイリストデビューしたい気持ちの中で、何度も何度もやり直したりするのはモチベーションが下がってしまう原因にもなります。

失敗が続くと、失敗を俯瞰できなくなってしまうんですね。

私は、失敗に関しての観点の違いをアシスタント時代の早い段階から伝えておくことがとっても大事だと思っています。

失敗は今の自分の立ち位置を理解するために必要なコトだと思うんですね。

 

美容室スプラッシュ橋詰杏

成長と経験

美容師としての成長段階では、良いことも悪いことも本当にたくさんの経験をします。

その中でも「失敗」は、今の自分の立ち位置がわかる一番簡単な指標となり、人生が好転していく時のサインとなります。

失敗がサインとなり、その後自分が進む道の修正ができるのです。

ヘアカットの失敗は、自分の中にあるテクニックの引き出しに入って、その後はバリエーション豊かなヘアスタイルを創造するための使われます。

失敗するから成長するのではなく、成長するために失敗すると言っても良いかと思います。

 

世界が広がる時

赤ちゃんが急に大人にならないように、美容師も急にスタイリストにはなりません。

その成長過程の中での経験が大事なんですね。

それにスタイリストになってからの方が、たくさんの経験をしますしね。

経験が蓄積されると、一気に自分の中の世界が広がる時が来ます。

 

何かを成し遂げる方法として、どれか一つだけしか道が無いとか、これをするのが一番早いという様な物事の考え方があります。

本当は、どんな道を通っても良いですし、少し遠回りするくらいのノンビリとした気持ちの余裕が必要だと思うんですね。

何故なら、いろいろなコトを経験するために、私たちは今を生きているからです。

 

それでは、また。

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伸び代を見つける #美容室経営 #人材育成

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

Splashもオープン19年目になりました。

 

本来の自分

お客様から

「スプラッシュのスタッフさんは、みんな長く勤めているよね。きっと働きやすいんでしょうね。」

と言われます。

「みんな感じが良くて、楽しそうに働いてるね。」

とも言われます。

経営者として、とても嬉しい言葉です。

 

スタッフ達はそれぞれ個性を持っています。

サロンに入店した時は、なかなか自分の個性を発揮できませんがサロンの一員として数年経過すると、本来の自分を思い出してきて表情が変化してくるのです。

 

本来の自分とは、

「喜んでいただくコトが喜び」

という自分が美容師を目指した頃の純粋な気持ちです。

 

意識の中にある純粋な部分が表情に現れるのです。

すると行動が変化してきます。

 

 

自主性と創造性

スタッフたちは自分でも気がついていない伸び代を持っています。

一人一人の得意分野や伸び代を見つけることで、更に個性が光りはじめます。

 

もしもサロンの代表である私自身が「こうあるべきだ」という思考に囚われていると、スタッフたちやサロンの多様性が失われてしまいます。

だからこそ、私はスタッフそれぞれの良い所を見るようにしています。

 

それはなぜかというと、意識を向けたところが拡大していくからです。

するとスタッフたちの心の中に自主性と創造性が膨らみます。

 

名も無き者の言葉

こんな言葉があります。

「ある者は木を植え、ある者は木を育て、ある者は木を製材し、ある者は家を建てる。その家には人々が集まり、それぞれを讃え合う。」

 

誰の言葉かというと、私の言葉です(笑)

 

サロンもオープン19年目になり、スタッフたちもすくすく成長を続けています。

それでも、まだまだ伸び代があります。

 

自主性と創造性が大事だと実感している、今日この頃です。

 

それでは、また。

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