サロンはオーナーの夢の箱? #人材育成 #美容室経営

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

梅雨真っ只中。

ジメジメシトシトと雨の日が続きますね。

 

サロンはオーナーの夢の箱?

サロンオープンの頃は、オーナーの夢に沿って経営したり、運営したりすると思うんですね。

サロンに勤めていた頃に夢見た自分のサロンのカタチは、オーナー自分自身が決められます。

やりたい放題?

好き放題?

 

いやいや、ちょっとお待ちください。

スタッフを雇用している時点で、サロンはオーナーの物「夢の箱」ではなくなるのです。

 

スタッフが主役

一人サロンの場合は、自分の好きなようにすべてを決めて、自分の都合でお客様をお迎えできます。

しかしスタッフが一人でも在籍しているサロンでは、オーナーは主役ではなくて脇役になります。

誰が主役かって?

お客様?

 

いえ、スタッフが主役です。

スタッフたちが能動的に思考し行動できる環境作りを大切にし、スタッフたちが主役となった状態でお客様をお迎えする場所。

それがサロンの一側面だと考えられます。

 

サロンが、スタッフとお客様が幸せを体現する「場所」になります。

そのことに気がつくのが早ければ早いほど、スタッフもサロンも発展できると思います。

スタッフの育成は、オーナーである私の心の成長と密接に関わっています。

 

心の成長とは

スタッフは無限の可能性を秘めている。

スタッフの人間性を認めて、人材育成するといいのかもしれません。

 

サロンにおける人材育成の基本は、スタッフ達の伸び代をいかに創りだせるかにかかっています。

サロンでの人材育成の内容は、テクニック的なことはもちろんですが、

コミュニケーションスキルを高めるため日々の勉強。

そして心の成長です。

 

心の成長とは、心の奥行き、心の深さの成長です。

心が成長すると、情緒が育まれ人としても魅力が増していきます。

新人としてサロンに入って数年すると一気に大人っぽくなるのは、心が成長するからなのです。

 

そう考えると、日頃から自分の言葉を持ち、自分の考えを素直に表現していくことは、美容師のキャリアに関係なくとっても大切です。

美容師は一生をかけた心の修養が必要です。

 

その人のことを変えないこと

サロンにおける人材育成の中心的要素とは、愛です。

愛とは、その人のことを変えないことです。

ありのままを受け入れてあげること。

 

日頃からサロンを運営していると、つねづね感じることです。

 

スタッフのありのままの姿を受け入れること。

 

幸せを体現できる場所

勤続年数の長いスタッフが、発展的な理由で退職した時や、何かお祝い事があった時に、

サロン全体でお祝いできる風潮があるサロンと無いサロンでは、

在職している既存スタッフたちの心理は180度違います。

 

本当はお祝いしたい事柄でも、何事もなかったようにしなければならない時、その場にいる人たちは、心を閉ざし、オーナーや店長の顔色を伺うようになってしまいます。

お客様もそういうサロンの雰囲気は、一瞬で見抜いています。

 

社員とお客様が幸せを体現できるサロンとは程遠くなりますよね。

 

どんなことでもそうですが、結局オーナーや店長のエゴや恐れの観念が邪魔するのです。

 

 

皆様の職場は、オーナーの夢の箱ですか?

それとも、スタッフとお客様が幸せを体現できる場所ですか?

 

それでは、また。

 


追伸

昨日の夕方は太陽の光が強く感じました。

駅へ向かう途中、夕陽の方を見ると一筋の雲と彩雲が出ていました。

 

そして今朝、大阪で大きな地震がありました。

これから先も、上にも下にも、右にも左にも揺れるかもしれません。


いま自分が体験しているコトにどんな意図を持つかって大切だなぁと、日々感じています。

しっかり地に足つけていきましょう。

 

皆様にとって今日という日が良い日となりますように。

世界人類が平和でありますように。

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「言の葉」という乗り物 #代々木八幡 #成人式

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

*小林誠の自己紹介はこちら

 

 

先日の成人式には、Splashにも新成人のお客様がいらっしゃっていただき、

振袖の着付け、ヘアメイクを施術させていただきました。

新成人の晴れの日、本当におめでとうございます!

 

私はスタッフから

「成人式の当日は振袖の着付けがあります。小林さんは男性なので、成人式のお客様が全部終わってからサロンに出勤してください。」

サロン出入り禁止を宣告されました。

お着物の着付けがありますから、男性出入り禁止は当たり前といえば当たり前です。

 

目を疑うようなニュース

成人式当日は、お昼過ぎまでサロン出入り禁止を宣告されました。

いつもより寝坊ができるのですが、

年齢のせいか、結局いつもの時間に起きてしまいます。

 

ふとTwitterで、あるニュースを目にしました。

そこには目を疑うような「まとめ記事」が流れていました。

 

【はれのひ】着付け振袖harenohiが炎上経緯まとめ「店消えた,200人待機,警察沙汰」 #成人式

 

企業や組織が利益を追求することは悪ではありません。

しかし、

経営者が事業拡大ばかりに心を奪われているうちに、

現場の声が聞こえなくなり、

顧客の心を掴めなくなります。

 

その瞬間から企業は内部崩壊してきます。

しかも、一気に崩壊します。

 

「拡大より充実を」

経営者が心に留めておきたい言葉です。

 

人として生きるということ

人は生きる上で常に選択しています。

その選択は、上下でも損得でもありません。

自分の良心に対して

正直か、誤魔化すか

です。

 

人のことはだませても、自分自身のことだけは絶対にだませません。

 

正直な選択をして結果が悪く出たとしても、

そこにはたくさんの意味が含まれています。

 

人として生きるって、そういうことだと思うのです。

 

言の葉という乗り物

「自分の成人式は一度しかないけれど、こうして一生に一度の成人を迎えるお客様に携われることを本当に嬉しく思います(^^)」

Splashの着付け担当 関根志穂の言葉です。

 

人は、ついつい目先のことや

華美なことに目を奪われてしまいがちです。

 

しかし、派手さはなくてもいいのです。

誠心誠意、真心を込めて、真っ直ぐに生きていると、

人は自分の言葉を持ちます。

その自分の言葉は、愛に満ちています。

 

言葉というのは、「言の葉」という乗り物ですから、

その言葉の奥に何が乗っているかが問題なのです。

深い場所から出た『心』が乗っていれば、

その言葉にはチカラが宿るのです。

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スタッフの人間関係で起こる問題 #人材育成

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みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

※小林誠の自己紹介はコチラ

 

今年もあと一ヶ月もするとクリスマスがやってきて、そして年末となります。

ほんと一年はあっという間ですね。

うっかりすると、一気に三年くらい経過してしまいそうですね(^^;;


人間関係のバランス

「小林さん、Splashさんは女性スタッフさんばっかりですけど、スタッフ間の人間関係のバランスはどのようにとっているのですか?」

取材時にこのような質問を受けたことが数回あります。

私は

「人間関係が悪くなったり、派閥ができたりした事はほとんどありません。」

と答えます。

 

それって本当?

 

私は出勤する前に、店長のtomoneか佐野由梨子に必ず電話をします。

その際、前日からの申し送りや、私がサロンのこと、スタッフのこと、お客様のこと、サービスやおもてなしに関して気になっているコトを伝えます。

そして相談を受けたりもします。

時には10分程度の話になることもあります。

 

取材時にも言いますが、毎朝上司と電話するのですから

スタッフにしてみたら・・・

「ウザいですよね」

 

スタッフたちとの貴重な時間

営業時間になり、サロンワークが始まってしまうと、店長はおろか、他のスタッフたちとも膝を突き合わせてじっくり話せる時間は、夜までほとんどありません。

朝の電話は、スタッフたちとの貴重な時間となります。

とても大切な時間です。

 

電話では、スタッフ同士の問題はもちろんですが、

「〇〇ちゃんが最近元気がないんです」

とか

「〇〇ちゃんの体調が少し悪いみたいです」

と報告を受けたりします。

 

逆に私の方から

「最近〇〇ちゃんの顔色がすぐれないけど何か悩みでもあるのかな?」

と相談したりします。

 

その時、話題に上ったことは、必ずその日のうちに解決できるようにします。

特に、スタッフたちの心の問題は。

 

ちっちゃな悩みをそのまま放置すると、後で必ず大きな問題として現れます。

だからこそ、スタッフたちが少しでも心の中に引っかかるコトがある場合は、サロン内で最優先事項として解決していきます。

 

今にして思うと、こういうメンタルケアがあったからこそ、スタッフたちが長く働ける環境のカタチができあがってきたように思います。

そんな風に私は意識的に、サロン内の人間関係のバランスをとっています。

 

では問題は起こらないのか?

スタッフたちのメンタルケアを全員で取り組んでいても、全く問題が起こらないわけではありません。

サロンに複数の人間がいれば、それなりにお互いのコミュニケーション不足により、人間関係で問題が起こることがあります。

 

営業時間内でお客様がいらっしゃる場合は、スタッフたちの心はお客様に向かいます。

スタッフ間で、自分がどう思っているかを他のスタッフに伝えられず、なかなかコミュニケーションが取れない・・・

そんな時に、心の行き違いが起こることがあります。

一方に悪気はなくても、不信感が出たりします。

 

だからこそ、メンタルケアが重要ですし心の充実が必要となります。

そのために、私は一対一でのスタッフと対話をしています。

 

拡大よりも充実を

心が充実してくると不安がなくなるんですね。

不安がないという視点から物事を見ることができるので、お客様が喜ぶこと、他のスタッフが喜ぶこと、利他的な発想ができるようになります。

自分の周りの人たちの幸せを願える心が育ちます。

 

逆に、心が不安な状態では視野が狭くなり、自己顕示欲ばかりが強くなり、自分の保身を第一に考えてしまいます。

 

本来、自己顕示欲とは、自分を高めようという前向きな欲望なのですが、ついつい他人に見せたくなってしまい、自分自分と自己主張が強くなり、自己顕示欲を間違えた方向に使ってしまいます。

だから厄介なのです。

どんな業種でもそうですけど、自己顕示欲ばかり強くて利己的な店は繁盛しないです。

 

お客様はサロンに入った瞬間に、全てを察知します。

全てわかってしまうんですね。

 

だから、周りがどうだとか、誰かにあんなことを言われたとか、そういうことを気にする前に、まず自分の精神を充実させることが大切なんですね。

 自分の周りにいる人の顔が光り輝いているかどうか。

それで自分の心の充実度を測ることができます。

 

 

幸せを体現できるサロン

「お互いの長所を認め合い、お互いの短所を補い合いながら一つのコトに取り組むことができる。これが、Splashというサロンが長い間繁盛できている秘訣なんだよ」

と改めてスタッフを前に話しました。

 

Splashに天才プレーヤーはいないです。

しかし、お客様にとって希望が叶う心地良いサロンは、スタッフたちのチカラを結集すれば作ることができます。

 

スタッフたちとお客様が「幸せを体現できるサロン」を創る。

私が行く場所行く場所で「幸せを体現できる」ようになること。

たくさんの人たちと協働して進んでくこと。

これが私の天命だと常々感じています。

 

それでは、また(^^)

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