なぜお客様は通っていたサロンを変えるのか

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みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

立冬になり冬本番!とまではいかないですが、秋晴れの良いお天気が続きます。

Splashは10月から通常のサロンワークに加えて、七五三のヘアメイク&着付けで大盛況の日々が続き、11月になっても連日たくさんのお客様にご来店していただいています。

ありがとうございます。

 

三姉妹で七五三

七五三で、嬉しいお客様が来てくれました。

お姉ちゃん(写真:左)が初めてSplashに来てくれたのが2009年のキッズカットのボランティアの時で、まだ2歳でした。

7歳の七五三もSplashでお支度させていただいて、今では10歳。

 

で今回は、妹ちゃん(写真:中央)が7歳の七五三で着付けとヘアセットでご来店してくれました。

一番下の妹ちゃん(写真:右)も、来年3歳の七五三。

美人三姉妹ですね(^^)

ちなみに、お母さんもとっても美人さん。

ご近所に住んでいるわけではないので、七五三などイベントの時しか会えませんが、私は親戚のおじさんのような気持ちで三人を見ています。

私が美容師をしていて本当に良かったと想う時は、こんな時です。

嬉しいです。

 

七五三、お宮参り、成人式などの前撮りプラン

私が企画として進めているのが、ヘアメイク、着物の着付け、写真をセットにしたパッケージプランです。

女性カメラマンさんとのコラボで、サロンでヘアメイク、着付けをして、女性カメラマンさんに代々木八幡宮、明治神宮、代々木公園などに出張撮影(ロケーション撮影)をしてもらうというプラン。

 

たくさんのお客様から「写真も一緒にお願いできればいい」「神社にカメラマンさんが同行して撮影してもらえないかな」とご意見をいただいていたので、お客様、カメラマン、そしてサロンの三方よしを理想として企画しました。

よくありがちなパッケージプランですけど。

 

パートナー登場

当初は私一人で進めていた企画ですが、どうにもこうにも細部の詰めが甘くなってしまいます。

私の場合、企画の発案は比較的ポンポン思いつくのですが、ベースとなるカタチを発展させていくコトが少し苦手で・・・

そんな時は、Splash勤続11年目で、ワークショップ・おもてなしカフェ運営事務局の佐野由梨子に助けを求めます。

おもてなしカフェでもパートナーである由梨子ちゃんに、私の中で色々と煮詰まっていた部分を相談すると、「あぁ、確かに。でも、そこは〇〇するといいんじゃないですか?」と私の中で絡まっていた思考をスルスルと解きほぐしてくれます。

 

おぉ、さすが由梨子。

 

ちょうど、私の得意な部分と、由梨子ちゃんが得意な部分が違うので、双方で補いながら進めていくとすんなり決まります。

今後は、女性カメラマンさん達とのやりとりも由梨子ちゃんにお願いすれば、女性同士ですんなり行きそう。

自分でも思うけど、私は結構使えないヤツだと感じます。

ははは。

 

 


●女性美容師がずっと働くために必要なこと

一方こちらは、またまたワークショップ・おもてなしカフェの『女性美容師がずっと働くために必要なこと』というセミナーの内容をまとめている友音ちゃん。

第一回目のセミナーが二週間後ということで、参加者の人たちの心情を想定して、自分が伝えたいことをピックアップしています。

セミナーの時は、伝えたいことが多すぎると時間ばっかり掛かってしまい、内容がぼやけてしまうので、伝えたいことを絞ったほうがいいですよね。

第一回目は、女性美容師さんの参加はあるのですが、サロンオーナーや店長さんなどの参加表明はまだありません。

このセミナーは女性美容師さん向けにはなっていますが、私が思うに本当のところサロンオーナーや店長さんにとって有益です。

 

●なぜお客様は通っていたサロンを変えるのか

サロンで女性美容師がずっと働けるってことは、ご来店してくれるお客様が安心して通えるサロンだということです。

お客様が一生のうちに通うサロンの数は、それほど多くないと思うんですね。

では、なぜお客様は通っていたサロンを変えるのか。

一番の理由は、自分の担当者が辞めた時ですよね。

 

今回のセミナーでは、そのあたりに関しても私の方からお話したいと思っています。

 

●サロンの成長とお客様の成長

Splashはオープンして17年目になります。

現在、サロンに通っていただいているお客様はオープン当初からずっと通っていただいている人が、とても多いです。

私が担当しているお客様に関しては、前職、前々職時代から25年以上通っていただいているお客様もいらっしゃいます。

 

そこで感じるのが、スタッフの成長とサロンの成長は正比例しているということ。

そして、サロンの成長はお客様の成長とも正比例しているということ。

スタッフがずっと働けるサロンは、成長し続けます。

 

 

街の小さなサロンには、その街の人たちの成長の証があるのかもしれないですね。

その証は、人と人との交流の中から生まれると思います。

心と心の交流の場が、サロンです。

 

私たちが忘れてはならない、大切な心だと思います。

 

それでは、また。

■セミナー情報

ワークショップ・おもてなしカフェ

『女性美容師がずっと働くために必要なこと』

お申し込みは、こちらから(^^)

https://omotenashi-cafe.com/event/mama-biyoshi-2017-11-21

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マタニティ美容師という生き方 #ママ美容師 #女性美容師

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室Splashの小林誠です。

 ※小林誠の自己紹介はこちら

 

急に寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

それにしても雨が多いですね。

雨は浄化の作用があると言われていますが、さすがにそろそろスカッと晴れた青空が恋しくなります。


第二子を妊娠

Splash店長のtomoneが第二子の妊娠をお客様にお知らせしてから、二週間が経ちました。

お客様からは

「おめでとう!」

「良かったですねー!」

「身体を大事にね!」

「楽しみにしてるからね。」

と、たくさんの祝福の言葉をかけていただいています。

 

これも第二子だからこその言葉で、いま2歳4ヶ月の娘さん(第一子)を妊娠した時は、少しだけ反応も違いました。

 

お客様に妊娠のことを伝えると

tomoneが第一子を妊娠した時は、tomoneがスタイリストとしてノリにノッている時でした。

tomoneはスタイリストとして指名数最高記録を出したり、売上げも最高記録を出して、美容師として、店長として、まさに脂が乗っている時期でした。

 

お客様に妊娠のことを伝えると

「おめでとう!でも、仕事は辞めちゃうの?」

「おめでとうございます!良かったですね。美容師は辞めるんですよね?」

という感じだったのです。

 

お客様も、妊娠して出産して、子育てしながら美容師として働くtomoneの姿を想像できなかったのかもしれません。

何より、自分のお気に入りに美容師が、一時的にとはいえ「仕事を休む」となれば、お客様も「自分の髪は誰に任せればいいの?」と不安になります。

 

休むことも仕事だよ

当時、tomoneの第一子の妊娠初期は、悪阻(つわり)が酷くて、お客様を担当する合間に、バックヤードのスタッフルームでダウンしていたり、トイレの通路でダウンして寝ていたり、気持ち悪くて何も食べられないのでキュウリだけかじっていたりしていました。

安定期に入るまで、お客様に妊娠をお伝えすることを躊躇していたので、tomoneなりに本当にツライ時期を過ごしていたのでした。

 

「みんなに申し訳ない」

当時tomoneは

「悪阻で仕事が思うようにできなくて、みんな(他のスタッフ)に申し訳ない」

と言っていました。

「サロンが忙しい時、みんなが頑張っているのにスミマセン」と。

 

そんなtomoneの言葉を聞いて、私はtomoneにこう言いました。

「友音ちゃん、休むことも仕事だよ。」

 

tomoneがサロンワークを思うようにできなくても、一人の女性美容師として存在している意味はとても大きかったのです。

他の女性スタッフたちが、tomoneの姿の中に、自分の将来の姿を重ねて見ている。

だからこそ、私は、tomoneに無理して欲しくなかったのです。

 

確かに、売上が下がるとか、お客様のご予約をセーブしたり、ご予約をお断りしてしまい、客数が少なくなるという、サロンの経営上のリスクはありました。

が、そんなことより、私はスタッフの将来や生き方を尊重したかったのです。

 

他のスタッフたちの協力やバックアップもすごかったです。

 

その後、tomoneは産休に入り、出産して、育児休暇に入りました。

生後三ヶ月の娘さんを連れて「子連れ出勤してサロンに立ちたい」と言った時は、私の方がビックリしたのもです。

その時の様子は、当時私がブログに書いています。↓

『美容師の子連れ出勤を考える』2015年12月10日の小林誠のブログより

 

そして第二子

tomoneから第二子を妊娠したことを伝えられたのは、ちょうどSplashの夏休み明け2017年8月中旬でした。

私は、本当に嬉しくてワクワクしました。

しかしtomone本人は、またもや悪阻で苦しむことになります。

第二子だからといって悪阻が軽くなることはありませんでした。

その時期に歩調を合わせたように、アシスタントが退職したり、他のスタッフ2名が体調を崩したりしました。

 

tomoneは店長として人事面から「サロンの雰囲気づくり」に頭を悩ませつつ、一方では悪阻と向き合っていました。

しかし、今回も他のスタッフたちの協力がすごかったです。

 

Splashのような小さなサロンでは、何かコトが起こったとき、

特に「人」に関しての問題が起こったとき、

人間関係の良し悪しが顕著に現れます。

サロンは人で成り立っています。

人が集まる場所がサロンです。

 

Splashでは、人間関係の問題が少ないのは、やはりtomone店長をはじめ、スタッフたちが愛情豊かだからなんだと、問題が起こったときにヒシヒシを感じます。

経営者として有難いことです。

そして、本当に頭が下がります。

 

これからのSplash

10月に入り、悪阻もひと段落して、少しだけお腹が出てきたtomoneですが、お客様とも妊娠、出産のことを楽しそうに話しています。

「今回は東京で産むことにしたので、ギリギリまで働いて、またすぐ帰ってきます!」

と相変わらずパワフルな発言をしています。

 

女性美容師が「マタニティ美容師」として、働ける期間はそう長くはないです。

せいぜい半年くらいでしょうか。

しかし、その妊娠期間中にできること、できないことを明確にすることが、とっても大切だと感じています。

そして、周りの人間の協力があってこそ、マタニティ美容師は真正面からお客様に向き合えるのです。

 

tomoneの女性美容師向けのワークショップ

最近tomoneは、

「子育てしながらでも働きたい女性美容師さん向けに、妊娠期間中にどんな風に働いていけばいいかっていうディスカッション形式のワークショップをやりたい」

と言っています。

 

嬉しさ、楽しさ、ワクワクと不安が混在してしまうマタニティ美容師としての妊娠期間中。

たくさんの女性美容師さん達と、素晴らしい共有ができるのではないかと、私は思っています。


 

人それぞれに、人生を歩んでいくための選択があります。

未来は自分で選ぶことができます。

私はその選択をサポートしていきたいと思っています。

それが「幸せを体現できるサロン」の一つの側面だからです。

 

それでは、また。

 


●セミナーのお知らせ

tomone店長と私でセミナーを「おもてなしカフェ」でします。

『女性美容師がずっと働くために必要なこと』

皆様、ぜひご参加下さい(^^)

https://omotenashi-cafe.com/event/mama-biyoshi-2017-11-21

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お客様がサロンに来て元気になっているか?

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

(小林誠の自己紹介はこちら

 

街を歩くと何処からともなく金木犀の香りがしてきて、ついつい「どこ?どこに金木犀があるの?」と金木犀の木を探してしまいます。

そして小さなオレンジ色の花を見つけて、「あぁ秋になったなぁ。でも金木犀って秋に咲くんだったっけ?」と一人で適当な季節感を楽しんでいます(^^;;


●顧客の究極の価値になること

先日の清里セミナーの後、自分の中でも改めて「サロンのブランド化」について思考しています。

セミナーの中で一貫したテーマとして話していた「ブランディング」とは、自分がどちらの方向を見ているかということに尽きる。

そう感じています。

「顧客の究極の価値になること」をブランディングと位置付けるとし、自分が誰目線で状況把握できるかが大切だと、改めて実感しています。

 

●自分がお客様の立場だったら

「自分がお客様の立場だったらこうして欲しい」

この目線でモノゴトを見られるようになると、自分の行動指針がハッキリしてくるので、ドッシリ構えた状態でサロンの中を縦横無尽に動き回れるようになります。

ところが、アシスタントやジュニアスタイリスト時代は、どうしても「自分が緊張してしまう」とか「失敗したらどうしよう」などと、思考のエネルギーの無駄遣いをしてしまいます。

思考のエネルギーの無駄遣いとは、本来考える必要がないコトを思い悩み、今の自分の行動を制限してしまうこと。と言っていいと思います。

 

●お客様がどのような目的を持っているのか

私がセミナー中に何度も何度も言ったことは

「身だしなみ、挨拶、表情が基本」

「派手さはなくていいんだよ。」

「相手にとって感じの良い人になること。」

「お客様の話を良く聴いて、お客様と一緒につくって行こう。」

と、誰もが「そんなことわかってるよ。」と言うようなことです。

 

しかし、そこをサロン全体で徹底できるかどうか、が分かれ道なんですね。

その次に、お客様がサロンへご来店した目的を把握する。ということになります。

 

●ご来店の目的

お客様がサロンへご来店した目的は、大雑把に分けて3つになるかと思います。

「髪が伸びたから」

「何かイベントを控えているから」

「リラックスしたりサロンの雰囲気を楽しみたい」

・・・簡単な分け方ですけど(^^;;

 

美容師側が、お客様がどのような目的を持っているのかをしっかり把握してから、一緒に作っていくことが最高のおもてなしとなります。

その後、要素や必要なモノゴトを細かく見ていく必要があります。

 ※詳しくはセミナーでお話しします(^^)

 

●心を育てる大切さ

「顧客の究極の価値になること」がブランディングだとして理論展開することはできるのですが・・・

そんな小難しいことは置いといて、一番大切なことはなんだろう?と考えると

やっぱりお客様がサロンに来て元気になっているか?ということですよね。

 

「あのサロンへ行くとなんだか楽しい」

「あの美容師に会うとなんだか元気になる」

 

特に街の小さなサロンではね。

人間性の問題が一番です。

 

人と人との関わりの中で、究極の価値が生まれる。

心を育てる大切さ。

このことをしっかり理解して、サロンの中を見回すと新たな発見がありそうですよね。

 

 

ちなみに、私の目的は「全社員とお客様が幸せを体現できるサロン」です。

幸せって何だっけ?(^^)

 

それでは、また。

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