ファンベースとSplashの会 #ファンベース

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

サロン入口の植木もそろそろ春の剪定時期になりました。

初夏から秋にかけて枝ぶりや樹形を想像しての剪定は、とても楽しい作業になります。

人生であと何回春を体験できるかわかりませんが、毎年の楽しみにしています。

 


●Splashの会

Splashには周年記念パーティーに参加してくれている常連のお客様たちが立ち上げてくれた「Splashの会」というファンコミュニティがあります。

昨年2017年末に結成されたばかりですが、現在Splashの会は、Facebookの「秘密のグループ」として超お得意様顧客の皆様、約40名が在籍されています。

(Splashの会へ入会希望の方は、Splashスタッフまでご連絡ください。)

 

活動内容は、

周年記念パーティーを含む、年に数回の会員限定イベント

Splashオリジナル製品の開発秘話の先行公開

Splash新入社員へのサプライズなど

会のお客様たち主導で内容が進められています。

 

●会の特徴

Splashの会の最大の特徴は、お客様自らが会長となり、各イベントを取り仕切ってくれているコトです。

私やSplashのスタッフ達は、補佐的な存在です。

会長は、Splashの地元 代々木八幡在住の小川晴寿さん。

コンサルタントのお仕事の激務の合間を縫って、Splashの会の企画運営をしていただいています。

 

今週は、代々木公園にて「Splashの会 お花見会」が開催されます。

参加者は年末の「Splashの会 2017年度忘年会」より少し少なそうですが、皆様との交流の時間は、私にとって有意義な時間となると思います。

 

●ファンベース

ファンベースをいう言葉を最初に聞いたのは、美容ライター佐藤友美さんの記事でした。

当時からSplashのキャッチフレーズを「お客様と一緒に」としていたこともあり、ファンベースの考え方にとても共感しました。

そして、今までサロンでスタッフ達とお客様と一緒に作ってきたモノやコトの方向性が時代にマッチしていたことを嬉しく思いました。

 

つい先日も、佐藤友美さんが、Splashのtomone店長の産休育休からサロン復帰までの流れをお客様と共有していた事例を記事に書いてくれました。

書籍「ファンベース」の大ヒットに見る時代性

●今から10年前

ここからは「なぜスプラッシュが実践できたのか?」を考えてみます。

最初の兆候は、今から10年前に遡ります。

Splashスタイリスト木村由里香が入店してきたタイミングで、スタッフ全員でTwitterアカウントを作り、SNSでサロンのコトやスタッフのコトを発信し始めました。

当時はまだお客様とも「ツイッターって知ってますか?」などSNSの話題が今よりも新鮮だった頃でした。

上↑の写真は、2011年のSplash年間MVPを獲得した時の嬉しくて号泣している入店3年目の木村由里香。

●スタッフの成長記録

私は木村由里香がアシスタントからスタイリストデビューするまでをTwitterやブログで発信し続けました。

かなり等身大に発信し続けたので、時にはやり過ぎてしまった事もありましたが、お客様はみなさまとても楽しまれていたようです。

当時Twitterで相互フォローしていたお客様や、私のブログ読者だったお客様から、スタッフの人間性の部分に共感していただき、さらにスタッフとお客様の距離が縮まりました。

 

なんども技術試験に落ちて、涙するスタッフをお客様たちは励まし続けてくれました。

TwitterやFacebook、そしてブログを通してスタッフの成長記録を読んでいただく事で、お客様はサロンとスタッフたちを信頼してくれて、いつしか愛着を持ってくれるようになりました。

 

●なぜスプラッシュがファンベースを実践できたのか

今思い返してみると、Splashがなぜ「ファンベースを実践できたのか?」思い当たることがあります。

それは、

スタッフが長く勤めている

ということ。

Splashのスタッフは全員が美容専門学校から新卒入社した生え抜きスタッフであり、お客様はスタッフの人間的な成長を楽しみにしながら、美容師としての成長を見守っていてくれるということ。

もしもスタッフが2〜3年で入れ替わっていたら、お客様の心も離れていってしまうと思います。

 

ということは、Splashの場合のファンベースのベースになっているのは、

まず最初にスタッフがSplashというサロンの方向性に共感してくれたことです。

それは顧客満足(利益追及)よりも、従業員満足を最優先したことへの共感であり、自分たちが立っているサロンという場所への愛着につながりました。

その後、数年を経て、数々のトライ&エラーの経験から、サロンへの絶対的な信頼につながったのです。

 

ファンベースと同時にスタッフベース(そんな言葉はないかもしれないけど)の構築ができていたことで、Splashはファンベースを実践できたことになります。

 

●お客様と一緒に

Splashは開業17年目でも、毎年増収増益を達成できているのも、ファンでいてくれているお客様たちのお陰だと心から思っています。

経営者の私も、Splashスタッフたちも、本当にありがたい状況が続いています。

そして何より、長くSplashで働いてくれているスタッフたちに感謝です。

 

Splashは、代々木八幡にある街の小さなサロンですが、お客様と一緒にこれからも成長していけたらいいな。

そんなふうに想います。

 

ファンベースの大切さや重要さをヒシヒシと感じる、美容業界激動の2018年の春です。

それでは、また。


●ファンベースとは

「ファンは“神様”ではない」佐藤尚之(さとなお)氏が語る“ファンベース”への取り組み方

https://ferret-plus.com/9163

ちなみに、佐藤尚之氏の著書「ファンベース」は、こちらで購入できます。

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まこちゃん、どっちがいい? #極上のおもてなし #小鹿野町

みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

*小林誠の自己紹介はこちらより

 

誰にだって人生の中で忘れられない言葉があります。

あの一言で、目の前がひらけた。

あの一言で、助かった。

あの一言で、・・・と。

なにげない言葉でも、一生記憶に残る言葉があります。


大森床場

生まれてからずっと、父親が通っていた理容室で髪を切っていました。

私の出身地の小鹿野町にある大森理容です。

あのころは「大森床屋」とか、単純に「床場(とこば)」と呼んでいました。

 

小学生低学年くらいまでは、祖母に連れられて一ヶ月か二ヶ月に一度は床場に通って、五分刈り(バリカンの9mm)の丸坊主にしてもらっていました。

夏になると「ちょっと短め」で三分刈り(バリカンの6mm)にしてもらいました。

 

いつも床場に行って少年マガジンの「釣りキチ三平」を読むのが楽しみでした。

待合で自分の順番までの間に「釣りキチ三平」を読みます。

床場が空いていてすぐにカットできてしまう時は、漫画が読めないので、なんだか残念に思ったものです。

 

 

人生の節目は床場へ

子どもの頃から、行事ごとの前はかならず床場で坊主にしてもらってました。

七五三や入園式、卒園式、そして入学式などの行事前に床場にいきます。

さらに夏休みに入ったり、学期が始まる前や年末にお正月を迎えるためにも床場に行きました。

人生の節目には、いつも大森床場の出番です。

 

私は子どもながらに床場が大好きでした。

床場の入り口のドアを開けた瞬間のシャンプーやパーマ液の匂い。

散髪しながらの大人たちの世間話。

ドライヤーの音や水の流れる音。

カットの時のハサミのシャキシャキした開閉音。

シャンプーの時の泡立ちや指の感触。

顔そりの時のカミソリが肌に当たる感触。

髪を乾かす前のトニックのスッキリ感。

大森のおじぃ

床屋のおじいちゃんは、頭を拭いたタオルを洗い物のバケツにソフトボールのピッチャーの投げ方でスゥーと投げます。

そして洗い物バケツに入るタオル。

その姿がとってもカッコ良く見えたものです。

 

しかし、そのタオルを投げるようすを鏡越しに見ていた小学生の私は、

「もしもオレが床屋だったら、お客さんの頭を拭いたタオルは投げないなぁー」

って思ったりしてました。

生意気な子どもです。

 

そのおじいちゃんは、大森床屋の現店主のぶ君のおじいちゃんで、

先先代の店主 大森常吉さん

すでに何十年も前に亡くなってしまいましたが、職人気質でとってもカットが丁寧な理容師さんでした。

いまは亡き私の祖母は「大森のおじぃ」と呼んでいました。

 

ちなみに、現店主「のぶ君」は、私の一つ上の年齢で高校の先輩。

奥様は私の高校の同級生でもあり、東京マックス美容専門学校の同級生でもある「稔子ちゃん」。

 

私の父親は今でも大森床屋に通っています。

父親は中学を卒業してすぐに通い始めたので、もう60年くらい通っている計算になります。

何かと縁が深いです。

 

まこちゃん、どっちがいい?

床場でカットが終わり、シャンプーをしてもらった後、仕上げに入ります。

坊主頭なのに一丁前にドライヤーをかけてもらいます。

ドライヤーの前に、大森のおじぃがヘアトニックをつけてくれます。

 

その時に

「まこちゃん、日本の香水とアメリカの香水、どっちがいい?」

と必ず聞いてくれます。

私が「日本の香水がいい!」と言うと

大森のおじぃは「日本がいいか。お前はいい子だなぁ。」と必ず言って、いい顔をして笑います。

 

いま思えば、日本のヘアトニックとアメリカのヘアトニックの二種類が床場にあったとは思えません。

大森のおじぃはサービス精神から、子どもの私にヘアトニックを選ばせてくれたのです。

私のことを初めて大人扱いしてくれたのが大森のおじぃです。

大人と同じサービスをしてくれたのが大森のおじぃです。

 

私の宝物

現在の私は、大森のおじぃと同じ理美容業界で働いています。

私のサロンであるSplashのスタッフたちには、

「お子様のお客様が来ても子供扱いしてはいけないよ。

子どもでも大人と同じように、サロンの状況をすべて把握しているんだからね。

礼節を持って接しなさい。」

と伝えています。

 

これは私が子どもの頃、大森のおじぃから教えてもらったことです。

 

大人にとって普通のサービスでも、子どもにとっては極上のおもてなしになります。

 

Splashへは、毎日たくさんのお子様たちがカットに来てくれます。

Splashに来店した時のことを生涯心の何処かにしまっておいてくれる子が、

その中に一人でもいてくれるなら・・・。

私は経営者としても、美容師としても幸せで、とても豊かなことだと思っています。

私が目指す、幸せを体現できるサロンの一側面でもあります。

 

 

大森常吉という理容師

上の写真は、大森のおじぃの写真です。

現店主の大森ご夫妻からいただきました。

 

理容師大森常吉は、美容師小林誠に、仕事の上でのとても大切なことを教えてくれました。

 

『まこちゃん、日本の香水とアメリカの香水、どっちがいい?』

 

大森のおじぃの言葉と写真は、私の一生の宝物です。

 

 

誰にだって人生の中で忘れられない言葉があります。

あの一言で、目の前がひらけた。

あの一言で、助かった。

あの一言で、・・・と。

なにげない言葉でも、一生記憶に残る言葉があります。

 

それでは、また。

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発達障害とブログの書き方の本

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

※小林誠の自己紹介はこちらから

 

今朝のことですが、最寄駅の駅ビルの本屋に吸い込まれるように入ってしまいました。

とくに何か買う予定もなかったのですが、書店内を一周しているうちに、二冊の本を手にとってしまいました。

 

●たくさん読まれる アメブロの書き方

私自身、アメブロを何年間も利用していましたが、最近は独自ドメインでWordPressを動かしている関係でアメブロは過去ログとして使用しているだけです。

無料ユーザーだったので、広告が邪魔になりWordPressに乗り換えてしまった。

しかし、今考えてみると非常に使いやすかったアメブロ。

更新も簡単だし、初心者でも簡単にブログを書ける最新機能が充実していた。

アップデートも頻繁に行われて最新状態で使用できていました。

 

私自身がブログ集客のセミナーをしている関係もあり、WordPressだけではなくアメブロに関しても勉強しておこうと思い購入。

 

パラパラ読んでみましたが、アメブロの使い方、更新の仕方はもちろん。

SEO対策に関しての記事も充実した内容です。

 

読むのが楽しみです。

 

 

 

●マンガでわかる発達障害 特性&個性発見ガイド

こちらは「マンガでわかる」とタイトルにあるように、各章にちょこちょことマンガが配置されていて、読みやすい感じ。

 

発達障害について知ったり、発達障害の特性を知り個性としてみる方法、

そしてこれからどのように個性を伸ばしていくか。

というような内容。

 

今までもそうでしたが、たくさんの人たちと生きていく上で、まずは自分が知ることが大切だと感じています。

 

こちらも興味津々な内容になっています。

 


●セミナー情報

3月13日(火)にワークショップ・おもてなしカフェでセミナーをします。

【このセミナーは、こんな人にオススメ】

  • サロンでブログを書く人全員
  • フリーランス事業者
  • 個人商店、小規模事業主
  • 販売促進担当者
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