心の底から笑ってますか?

みなさん、こんにちは。
Splash代表の小林誠です。
少し遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

皆様はいかがお過ごしですか?

緊急事態宣言が発令されて、年の始めから私たちの行動が制限されています。
今回は2回目という事もあり、お客様からも「今回はSplashさんではどんな対策にするんですか?」と聞かれることがあります。

 

Splashの感染症対策について

実は、感染症対策について2020年の春から、私たちは何度も何度もミーティングを重ねました。
以前にもお話ししたことがありますが、もともと美容室は、国の定める「美容師法」という公衆衛生法で、感染症対策に関して(特に消毒、換気など)は、かなり厳しく定められています。

サロンのお席の間隔を一つにも明確な決まりがあります。
これは「もし仮に結核の患者さんが来店されて、咳をしてもお隣のお客様には影響がない距離と換気状態」となっています。

 

美容師法

ここで美容師法についてチョッと書いてみますね。

昭和32年に第一次岸内閣により国内の結核の感染拡大を防ぐ為「美容師法」が公布されました。
(当時、結核は不治の病と言われていました)
令和2年10月の時点で渋谷区内の美容室(約880店)で新型コロナウイルス感染症のクラスターは0件ですので、この感染症予防の美容師法が効果を発揮していると感じています。

ちなみに、渋谷区内の美容室での新型コロナウイルス感染症のクラスターが令和2年10月時点で0件という情報は、渋谷区保健所の新コロの調査係の女性から私が直接お聞きした情報です。
約30分間の電話でのお話でしたが、かなり有益な情報をお聞きすることがで来ました。

その時に、保健所の調査係の人と、保健所指定の医師から、「美容室スプラッシュで行っている感染症対策は、かなり素晴らしい!ぜひ、このまま続けてください。」という言葉をいただきました。

今現在の渋谷区内の美容室での新コロのクラスターの正確な数字は分かりませんが、「渋谷区内の美容室でクラスター発生」という話は聞かないので、未だに0件かと思います。
新コロに関しては、いろいろな情報が拡散されていますし、沢山の意見もありますが、私としては「美容室は感染症対策ができている。」と判断して良いと思っています。

 

情報と感情の関係

私たちは、情報を知ることで安心できる。という面もありますが、情報過多になると返って不安や恐怖を感じてしまう事も多いです。
そんな時は、自分本来の状態と違うので、何をやっても上手くいかないという経験をしたりします。
心が平穏でリラックスした時の方が、本来のチカラを発揮できたり、何をやっても楽しくスムーズに進むことってありあすよね。

みなさんは最近、心の底から笑ってますか?

今、私たちにできることは、知恵や叡智を駆使して、自分を心身ともに健全な状態にしておくことかもしれませんね。
そして、周りにいる大切な人も一緒に明るく楽しくなるような環境を作ることです。
自分が変わると世界も変わります。
自分の心の在り方が大事ですね。

 

Splashの3S(清潔、清楚、質素)

美容室スプラッシュでは、心地よい環境の中で皆様をお迎えできるよう、清潔、清楚、質素の3Sを基準として、スタッフ一同皆様をお待ちしております。

マスクして、手を洗って、日本茶を飲んで、寒い日にはお風呂に浸かって体を温めて、お仕事も休める時にはしっかりと休んで大事な大事な身体に休養を与えて、周りの人たちと笑い合って、健やかに過ごしましょう。

 

皆様がたくさんの思いやりと優しさに包み込まれますように。
またSplashで笑顔でお会いしましょう。

本年もよろしくお願いいたします。

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美容師は見て覚えられるのか? #新人教育

みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

サロン内を瞬時に状況把握

4月に新卒入社した新人スタッフも6月くらいになると、たくさんの仕事を任されるようになります。

自分一人でできる仕事が多くなり、お客様に一対一で接することが否応無しに増えてきます。

Splashは、休日はもちろんですが、平日でもサロン内がほぼ満席になることが多いので、

新人スタッフは自分が今何の仕事を優先したら良いかの判断を自分でしなければなりません。

 

特に、バックヤードからサロンのフロアに一歩踏み出した時、サロン内を瞬時に状況把握できるといいですよね。

 

しかしですね、これは理想論です。

なかなかどーして、そうはいきません。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

 

先輩からの一言アドバイス

一つ一つの仕事は把握できても、サロンの流れや優先順位はまだまだ把握できないものです。

そんな時に必要なのが先輩からの一言アドバイスです。

 

先輩スタッフたちも自分が新人だった時には、代々の先輩たちに手取り足取り指導してもらって、たくさんのコトを覚えてきました。

時には厳しく、時には優しく、みんな愛をもってお互いに向上してきたのです。

 

「あの時に先輩からの一言アドバイスが無かったら、きっと美容師を辞めていた。」

「なかなか美容師として成長できなかった時、先輩が自分の存在自体を認めてくれたことで救われました。」

誰にだって、こういう想いはあるはずです。

 

言い方を変えると、美容師は自分一人だけでは成長できない。ということです。

 

 

美容師は見て覚えられるのか?

美容師の仕事は見て覚えられるか?

ま、無理ですよね。

 

確かに、最近の若者や子ども達の中には、ピアノを習ったこともないのに、難易度の高い曲を一回聴いただけで弾けてしまう子や、

誰に教えてもらったこともないのに、芸術的な絵を描ける子が多くなっているといいます。

本来の人間の能力は無限で、誰でも簡単に物事がスムーズに出来る能力を持っているだろうと思います。

 

しかし・・・

「見て覚えろ」と言って、誰でも全員が美容師の仕事を覚えられたら理想です。

お客様を綺麗にするという目的に到達するまでの過程で、どんなコトが必要なのかを教えてもらい、何度も何度も練習して習得する必要があります。

まさに継続は力なりという言葉の通りです。

 

ちなみに「継続すること」とは、難行苦行の末にやっと習得するということではありません。

シンプルに楽しく続けていくことが大事です。

 

そのためのサロン教育環境が必要ということです。

 

 

サロンにおける本来の教育

スタッフ達の新人スタッフや後輩を指導している姿を見ていると

「サロンにおける本来の教育ってこういうものだよなぁ〜」

と感じます。

 

先輩スタッフが、後輩を時には厳しく、時には優しく、愛を持って指導しています。

そこには「効率」「利益」「生産性」という思考はありません。

 

先輩たちが後輩に対して単純に

「早く立派な美容師になってほしい」

「美容師の楽しみを一緒に分かち合いたい」

という想いからの行動が、サロン教育に反映されています。

だから、練習中は常に笑いがあります。

あんまり歯を食いしばってなくて、みんな笑顔なんですね。

 

 

人との関わりの中で

どんなの能力の高いスタッフでも、見て覚えるには美容師の仕事は複雑すぎます。

誰にも教わらないのに、最初から見て覚えることは不可能ということになりますね。

「見て覚える」という精神論も時には必要ですが、それをサロン内で強要するのは問題外です。

 

人との関わりの中で覚えたコトの復習として、先輩の仕事と自分の仕事の「違い」を見て覚えれば、なんだか楽しくなりますよね。

サロンの人間関係の中で、教え育てる環境が出来ているからこそ「見て覚えられる」のです。

本末転倒にならないようにしたいですよね。

 

それが幸せを体現できるサロンへの第一歩です。

 

それでは、また。

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神は細部に宿る #サロン環境 #人材育成

みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

サロンには、とても地味な仕事が存在します。

誰も見ていないような地味な仕事でも、とても重要な仕事です。

仕事としての「働く(はたらく)」とは、

すぐ近くにいる人たちを楽しく幸せにするから

「傍楽(はたらく)」と表現する場合があります。

地味な仕事をしてくれているスタッフが、サロンにいるか?いないか?

これがサロン環境や人材育成にとって、とってもとっても重要なのです。

 

Splashの看板

2001年10月に Hair Splashをオープンして、代々木八幡で私と共に歩んできてくれた“ Splashの看板 ”があります。

今でも思い出すのは、オープン前日にはじめて明かりを灯した時の事です。

親友の建築家に作ってもらったロゴが「看板」というカタチになった時はとても感動しました。

代々木八幡の商店街の中で、明るく光るSplashの看板にサロンの未来と夢と希望を託しました。

度重なる台風の水害で、何度となく浸水したこの看板。

時にはイタズラされて壊されそうになったこの看板。

車に擦られて内部が破損したこの看板。

東日本大震災の後は節電で電気を消していたこの看板。

 

お客様をお見送りする時には、看板の光の中で色々な話しをしました。

看板のカードケースからSplashのショップカード持ち帰ってくれて、Splashにご来店していただいたお客様もたくさんいらっしゃいます。

ちょっと薄汚れちゃってるけど、本当に色々な想いの詰まった看板です。

 

 

最後の夜

数年前のこと、ゲリラ豪雨で道路冠水した時に、その看板も内部まで浸水して電気系統が壊れて使用不可能になったことがありました。

もう15年ほど使用していたし、ちょうど良い機会でもあったので看板を新調することになりました。

 

新しい看板も出来上がり、サロンに納品される前夜のことです。

旧看板の最後の夜、営業終了後にサロン内に下げました。

私は最後に写真を撮影しようとしていました。

 

すると当時アシスタントだった関根志穂が、明日から用済みとなる旧看板の掃除はじめました。

「写真を撮る前に掃除しましょう」

と言いながらピカピカに拭きはじめたのです。

「もう捨ててしまう看板なのに、、」

それだけ、関根志穂や他のスタッフ達の中にも、看板への想いが詰まっていたのです。

私は本当に有難いと思いました。

そして、こういうスタッフがサロンに居てくれることが、経営者として幸せなことですし、とても豊かなことだと感じました。

 

 

新しい看板

翌日、新しい看板が到着しました。

そして、その夜。

新しい看板の掃除をして、ピカピカに拭きあげる関根志穂がいました。

誰にも言われないのに、いつものようにピカピカにしていました。

 

その新しい看板も、すでに使用してから数年が経過しました。

Splashの看板は、今でもピカピカのままです。

 

 

大切な仕事

サロンでは朝から晩まで掃除、整理整頓をしています。

お客様がご来店前、ご来店中、そしてお帰りになった後、

常に掃除と整理整頓をします。

 

その中でもアシスタントが受け持つとても大事な仕事が看板拭きです。

これは、歴代のアシスタントが全員経験した大切な仕事の一つです。

 

看板を仕舞った後、アシスタントは看板についた汚れを落として、ピカピカに拭きあげます。

時には雨が降ったりして、かなり汚れることもあります。

その看板をピカピカに拭きあげます。

 

 

神は細部に宿る

この春、Splashには新卒スタッフが入社しました。

毎晩、看板をさげて掃除でピカピカに拭きあげます。

 

看板は心を持たない物質ですが、その看板に詰まった想いはドンドン大きくなっていきます。

その想いは、Splashの未来のアシスタントに受け継がれるのです。

 

私は思います。

Splashの本当の「看板」は、スタッフたちの心の中に存在しています。

 

サロンには、とても地味な仕事が存在します。

誰も見ていないような地味な仕事でも、とても重要な仕事です。

仕事としての「働く(はたらく)」とは、

すぐ近くにいる人たちを楽しく幸せにするから

「傍楽(はたらく)」と表現する場合があります。

地味な仕事をしてくれているスタッフが、サロンにいるか?いないか?

これがサロン環境や人材育成にとって、とってもとっても重要なのです。

神は細部に宿るのです。

それでは、また。

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