お客様はサロン内の雰囲気をすべて把握できます

【いいね!・シェアはこちらから】

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

人が人を育てるのではなく、環境が人を育てると思っています。
だからこそ、サロンの環境を清らかにしておく必要があります。
清らかにするとは、お客様でもスタッフ同士でも、常に風通しを良くしておくことだと思います。
風通しの良い環境は、人が創るのです。

 

思想家 安岡正篤(やすおか まさひろ)は

環境が人を作るということに捉(とら)われてしまえば、
人間は単なる物、単なる機械になってしまう。

人は環境を作るからして、
そこに人間の人間たる所以(ゆえん)がある、
自由がある。

即ち主体性、創造性がある。

だから人物が偉大であればあるほど、
立派な環境を作る。

人間が出来ないと環境に支配される。

という言葉を遺しています。

 

●独特な環境

さて、代々木八幡商店街にある、街の小さな美容院の話になります。

スタッフ数6名の小さな美容院のスプラッシュの話です。

 

サロンという環境は、ある種、独特な環境と言えるかと思います。

朝から晩までお客様がいらっしゃって、お客様がいらっしゃらない時間でも、スタッフは常に一緒。

仕事もプライベートもたくさんのことを共有します。

独特ですよね。

 

これで人間関係が悪くなったり、派閥ができたりしたら、もう死活問題です。

というのも、サロンへいらっしゃるお客様は、すべてわかっていらっしゃるからです。

サロンにご来店して入り口のドアを入った瞬間、

椅子に座った瞬間、

お客様は、サロン内の雰囲気をすべて把握できます。

 

 

●人間関係が最重要

スタッフが朝から晩まで一緒にいるという事は、人間関係が良好なうちはサロン内の雰囲気もいい感じです。

しかし・・・

一旦、スタッフ同士が不仲になってしまうと、もう全ての調子が狂ってしまいます。

特にSplashのような小さなサロンでは、ね。

 

ここで勘違いしてはいけないのが、スタッフの仲が良い事とチームワークが良い事は別問題だという事です。

仲が良いだけのチームには、チームとしての魅力がありません。

チームの魅力が、サロンの魅力につながりますから、人間関係が最重要です。

 

●オーナーや店長の心の状態

今でこそ、Splashの人間関係は非常に良好ですが、過去にはギスギスしていた時期もあったんです。

そんな時は、やっぱりオーナーである私の責任なんですね。

オーナーや店長の心の状態が、サロンの雰囲気に、全て反映されてしまいます。

 

Splashもオープンしてから16年の間に

サロンの環境は、全く違うものへと変化しました。

それは何故かというと、お客様やスタッフたちの求める物事が、変化してきたからです。

 

●スタッフの意見を反映させながら

私は、頑なに変化させない部分と、節操がないと言いますか、変化するための切り替えが素早い部分の両方を持ち合わせています。

なので、「変える!」と言ったら、一夜のうち変えたくなります。

その割に、「そろそろ変えたほうがいいんじゃない?」という部分をずっと継続していけたりします。

 

なので、周りにいるスタッフたちは、ずいぶんと大変な時もありますが、

今ではかなりtomone店長や佐野由梨子、木村由里香の意見を反映しながらサロン環境を整えています。

時には、私の知らないところで、スタッフたちが物事を先に進めてくれていることもしばしばあります。

ずいぶんと頼もしくなったなぁと感慨深いです。

 

●社員とお客様が幸せを体現できるサロン

私は、街の小さな美容院のSplashで、社員とお客様が幸せを体現できるサロンを創るという目標を持っています。

社員とお客様が幸せを体現できるサロン?

少し曖昧な言い方になっていますね。。

 

幸せの定義は人それぞれです。

 

だから、幸せを体現できるとは、良いエネルギーを出すことだと考えています。

自分が出したものは、カタチはどうであれ、自分に返ってきます。

すべては循環です。

 

良いエネルギーとは、人それぞれが、心が豊かになるために必要なエネルギーだと、考えています。

そのエネルギーの循環です。

 

サロンから、世の中に良いエネルギーを循環させる事です。

その結果、自分もついでに豊かになっていく事が目標です。

 

人が人を育てるのではなく、環境が人を育てると思っています。
だからこそ、サロンの環境を清らかにしておく必要があります。
清らかにするとは、お客様でもスタッフ同士でも、常に風通しを良くしておくことだと思います。
風通しの良い環境は、人が、創るのです。

 

それでは、また。

【いいね!・シェアはこちらから】

サロンの技術練習を朝練のみに移行した結果は?

【いいね!・シェアはこちらから】

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

蒸し暑さが倍増しています。
ゲリラ雷雨も多発しているようです。
ご注意くださいませ。

今日は10日。
Splashの給料日です。
今月も滞りなく社員に給与を渡せて、一安心しているところです(^^)

 

●夜練習禁止

Splashは営業時間外の個人レッスン(技術練習など)を夜に行うことを禁止して朝型にシフトしています。

朝練のみにシフトして既に数年経過しました。

※朝練と夜練のどちらが良いか。これには賛否両論あるので、ここでは善し悪しに関してではなく、単純に結果だけを書いてみます。

 

●朝練のみに移行した結果

■営業時間開始直後にスタッフ達の精神的コンディションが良好

■朝練で1時間〜1時間半程度、手を動かしているので施術のウォーミングアップがバッチリ

■長時間の練習時間が取れないので「ここで覚えなければいつ覚えるんだ!」くらい集中して短時間練習するので覚えが良い

■夜は比較的早く帰れるので、営業の疲れを翌日まで持ち越さず、スタッフたちが超健康的

そして何より、離職率が低くなりました。

更に年々売り上げも上がっています。

 

●やる気があるにも程がある

ところが!

私の目を盗んで、こっそり夜練するスタッフが続出しました。

しかも、夜練習している写真をSNSに平気で投稿しています。

私は「夜練は禁止ね!」と何度も言っていますが、それでもコッソリ夜練をしているようです。

やる気があるにも程があります(笑)

 

営業で疲れた時などは、練習なしで早く帰れると思えるだけでも、心に余裕ができるのかもしれません。

 

●年内にはこっそり定休日を週二回にしようかと

一般的なサロン営業では、火曜日(または月曜日)の定休日にプラスして、各スタッフがシフト制で月に1〜2回の公休日をとり、月6〜7休にしているサロンが多いようです。

Splashの定休日は、火曜日と第1第2第3水曜日です。

考えてみると、一週間のうち二日間も定休日として店を閉めてしまうことに、最初は躊躇がありました。

ついつい「日銭の売上げ」を意識してしまったのです。

 

しかし、週二回の定休日の一日は、スタッフたちは自主的にサロンへ来て2〜3時間の練習をしています。

私が「休む時はしっかり休みなさい」言っても「ちょっとでも練習をしたいです。」と休日でもサロンへ来ます。

松下幸之助ではないですが、スタッフ達は「週休二日の一日は教養、一日は休養」を自然と実践しているようです。

年内には、こっそり完全週休二日にしようと、私一人で企んでいます。

 

●隙間を創るとは伸び代を創る

売上げ重視の経営的観点から人材育成した場合、肉体的に無理がきくうちは、やれ効率化だ。やれ生産性だ。と時間の隙間を埋める事に重点を置く傾向があります。

人は誰しも肉体的に老化しペースダウンするものです。

スタッフに長く働いてもらい、しっかり成長してもらうためには、時間の隙間を埋めるのではなく、隙間を創るコトに重点を置くと良い。と実感しています。

時間の隙間を創るとは、スタッフ達の人間的な伸び代を創ると同義です。

心の奥行き、心の深さを創るのです。

 

 

いつもスタッフ全員の練習スケジュールを組み立ててくれているtomone店長、佐野由梨子、木村由里香にも感謝しています。

Splashは街の小さなサロンですが、スタッフの離職や売上減の悩みがなく、日々スタッフ一丸となって、お客様の心に目を向けられる営業ができていることが、最大の良い結果だと感じています。

それでは、また。

 

【いいね!・シェアはこちらから】

私を困らせるスタッフがいました

【いいね!・シェアはこちらから】

みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

少し天気が悪いですね。

夏休みの子ども達にはちょっと残念な天気です。

 

人それぞれに変化のタイミングがあります。

周りの人間が変化を促すことはできません。

本人が「変わりたい」と心から思い、行動に起こした瞬間から変化が起きます。

自分が変わると世界が変わると自覚した時から、現実は良い方へ動き始めます。


いつも消極的だったスタッフ

「小林さん、お話があるんですけど・・・」

そう言って、たびたび私を困らせるスタッフがいました。

 

そのスタッフは、スプラッシュに入店した頃から、

先輩達に注意されても「すみません、、わかってはいるんですけど・・・」

いつも消極的で、何をやるにも自信が無く、

少し注意されるといつも焦ってしまい、本来のチカラを全く発揮できませんでした。

 

一年生の頃の話

春にスプラッシュに入り、挨拶、掃除、サロンでの所作などを覚え、シャンプーの練習に入りました。

しかし、一向に上手くならずに春が過ぎ、梅雨になり、夏になって、お盆休みの前にやっとシャンプーが合格するほどの不器用さです。

ブロースタイリングやパーマのロッド巻きの練習も不器用。

試験もなかなか合格せず、何度もなんども落ちていました。

その度に、また落ち込みます。

 

本人の心に届いたアドバイス

数年が経過して、そのスタッフはスタイリストになりました。

カットも上手だし、お客様の要望もしっかり聞いて、優しくて感じが良いと人気が出ました。

後輩からも慕われて、スタッフの中でも中心的存在としてサロン全体の雰囲気作りに貢献しています。

 

しかし、本人の中で「自信がない」という漠然とした不安な気持ちがありました。

何をやっても「すみません、、わかってはいるんですけど・・・」と言っていた入店当時の不安な気持ちが蘇るのです。

 

私は、何度もなんども本人と話しました。

「君にしかできないことがある」

「自分が変われば世界が変わる」

「自分の心の立ち位置で現実の見方が変わる」

「大丈夫、大丈夫」

「たとえ家族でも、他人のことを考える前にもっと自分のことを大切にしなさい」

 

私がアドバイスしても、行動に起こすまでにはなっていませんでした。

時には私もこっぴどく叱ったこともありますし、かなり厳しく指導したこともあります。

しかし、なかなか行動に結びつきませんでしたが・・・

本当は本人の心に届いていました。

 

私の目を真っ直ぐ見て

数年が経過したある時、そのスタッフは私に言いました。

 

「私はいま本当にワクワクしています。

Splashに入ってからずっと小林さんが言い続けてくれた事をいまやっと実感してますし、本当に私は変わりたいです。

私は変わります!」

 

佐野由梨子は、私の目を真っ直ぐ見て、そう言いました。

 

愛溢れる指導

佐野由梨子もSplashに入店して、今年で11年目です。

Splashにご来店していただいたお客様ができる限り快適に過ごせるよう、tomone店長といつも話し合いながら行動してくれています。

 

今では後輩たちへの指導にも熱が入ります。

自分が悩み苦しみ、苦労した分、今は後輩たちの気持ちを充分に理解して愛溢れる指導ができるようになっています。

 

 

人それぞれに変化のタイミングがあります。

周りの人間が変化を促すことはできません。

本人が「変わりたい」と心から思い、行動に起こした瞬間から変化が起きます。

自分が変わると世界が変わると自覚した時から、現実は良い方へ動き始めます。

世の中もそうかもしれませんが、サロンの中は常に変化していきます。

有為転変は世の習いとか、諸行無常って言いますよね。

変化変滅すること自体が成長している証なのです。

変化こそ安定なり(^^)

 

それでは、また。

【いいね!・シェアはこちらから】