人生は心一つの置き所:変化をどう捉えるか?

皆さん、こんにちは。

代々木八幡 美容室Splashの小林誠です。

 

人生は心一つの置き所」という言葉を、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

私たちは皆、目の前に起こる現実を、自分の心の状態によってポジティブにもネガティブにも捉えることができます。

この「捉え方」こそが、人生を豊かにする鍵だと私は考えています。

 

変化する時代とサロン経営:賃上げと人件費の課題

先日、顧問の社労士さんと社員の給与ベースアップについてミーティングを行いました。

給与アップに伴う社会保険料の負担増など、具体的な相談を進める中で、改めて時代の変化を痛感しています。

近年、生活必需品はもちろん、光熱費も高騰の一途を辿っています。

そんな中で「上がらないのは給与だけ」という声を聞くことも少なくありません。

 

これは美容業界に限った話ではありませんが、サロンの経費に占める人件費の割合は年々上昇しています。

また、労働時間の厳格化や社員のメンタルケアの重要性も増しており、「今まで通り」「慣例に倣って」という経営はもはや通用しません。

実務面でも精神面でも、抜本的なシステム変更が求められているのです。

 

過去のリセットと再構築:私の経営哲学

Splashをオープンした当初、私は「過去の自分の経験に倣って」経営方針を立てていました。

しかし、ある時期を境に、それまでの経営方針を一度全てリセットし、新たに構築し直した経験があります。

そして数年前のコロナ禍を経て、今はさらに再構築の時期だと受け止め、日々変化に対応しています。

 

変化に対する反応は人それぞれです。

保守的な人もいれば、進歩的な人もいるでしょう。

しかし、忘れてはならないのが「有為転変は世の習い」という言葉です。

この宇宙に、変化しないものは何一つありません。

 

正常性バイアスとの戦い:ゲリラ豪雨から学んだこと

変化を目の当たりにした時、私たちは時に「正常性バイアス」にかかることがあります。

「今まで平気だったから、今回も大したことないだろう」「自分の経験上、この程度なら大丈夫」といった思考は、実は変化に抵抗していることになります。

 

実は去年の夏、サロン前の道路がゲリラ豪雨で冠水し、サロンが浸水するという出来事がありました。

この時も、私の中で正常性バイアスが働き、「このくらいなら大丈夫だろう」と思ってしまい、浸水対策が遅れてしまったんです。

その結果、被害が大きくなってしまいました。

 

この経験から、私は「目の前に起こる現実をありのままに見て、その時々で自分が一番しっくりくる方法を試してみること」の重要性を痛感しました。

 

今この瞬間を大切に:変化の時代を生きる

今は何が起こっても不思議ではない時代です。

だからこそ、その時、その時を大切に、これからも精進していきたいと思っています。

お客様に最高のサービスを提供できるよう、そしてスタッフが安心して働ける環境を整えられるよう、私自身も常に変化を受け入れ、成長し続けていきたいと改めて決意しています。

 

皆さんも、もし何か変化に直面していることがあれば、まずは「心一つの置き所」を意識してみてください。

きっと、新たな道が見えてくるはずです。

 

 

上の写真は夏の夕暮れ時です。

「あぁ一日終わってしまった」と思うのも、「あぁ今日はいい一日だった。明日もきっといいコトあるに違いない」と思うのも、心一つの置き所ですよね。

 

あ、スタッフ達の給与ベースアップは、7月支給分から無事に実現しました。

私自身、ホッと胸を撫で下ろしているところです。

 

それでは、また。

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神は細部に宿る #サロン環境 #人材育成

みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

サロンには、とても地味な仕事が存在します。

誰も見ていないような地味な仕事でも、とても重要な仕事です。

仕事としての「働く(はたらく)」とは、

すぐ近くにいる人たちを楽しく幸せにするから

「傍楽(はたらく)」と表現する場合があります。

地味な仕事をしてくれているスタッフが、サロンにいるか?いないか?

これがサロン環境や人材育成にとって、とってもとっても重要なのです。

 

Splashの看板

2001年10月に Hair Splashをオープンして、代々木八幡で私と共に歩んできてくれた“ Splashの看板 ”があります。

今でも思い出すのは、オープン前日にはじめて明かりを灯した時の事です。

親友の建築家に作ってもらったロゴが「看板」というカタチになった時はとても感動しました。

代々木八幡の商店街の中で、明るく光るSplashの看板にサロンの未来と夢と希望を託しました。

度重なる台風の水害で、何度となく浸水したこの看板。

時にはイタズラされて壊されそうになったこの看板。

車に擦られて内部が破損したこの看板。

東日本大震災の後は節電で電気を消していたこの看板。

 

お客様をお見送りする時には、看板の光の中で色々な話しをしました。

看板のカードケースからSplashのショップカード持ち帰ってくれて、Splashにご来店していただいたお客様もたくさんいらっしゃいます。

ちょっと薄汚れちゃってるけど、本当に色々な想いの詰まった看板です。

 

 

最後の夜

数年前のこと、ゲリラ豪雨で道路冠水した時に、その看板も内部まで浸水して電気系統が壊れて使用不可能になったことがありました。

もう15年ほど使用していたし、ちょうど良い機会でもあったので看板を新調することになりました。

 

新しい看板も出来上がり、サロンに納品される前夜のことです。

旧看板の最後の夜、営業終了後にサロン内に下げました。

私は最後に写真を撮影しようとしていました。

 

すると当時アシスタントだった関根志穂が、明日から用済みとなる旧看板の掃除はじめました。

「写真を撮る前に掃除しましょう」

と言いながらピカピカに拭きはじめたのです。

「もう捨ててしまう看板なのに、、」

それだけ、関根志穂や他のスタッフ達の中にも、看板への想いが詰まっていたのです。

私は本当に有難いと思いました。

そして、こういうスタッフがサロンに居てくれることが、経営者として幸せなことですし、とても豊かなことだと感じました。

 

 

新しい看板

翌日、新しい看板が到着しました。

そして、その夜。

新しい看板の掃除をして、ピカピカに拭きあげる関根志穂がいました。

誰にも言われないのに、いつものようにピカピカにしていました。

 

その新しい看板も、すでに使用してから数年が経過しました。

Splashの看板は、今でもピカピカのままです。

 

 

大切な仕事

サロンでは朝から晩まで掃除、整理整頓をしています。

お客様がご来店前、ご来店中、そしてお帰りになった後、

常に掃除と整理整頓をします。

 

その中でもアシスタントが受け持つとても大事な仕事が看板拭きです。

これは、歴代のアシスタントが全員経験した大切な仕事の一つです。

 

看板を仕舞った後、アシスタントは看板についた汚れを落として、ピカピカに拭きあげます。

時には雨が降ったりして、かなり汚れることもあります。

その看板をピカピカに拭きあげます。

 

 

神は細部に宿る

この春、Splashには新卒スタッフが入社しました。

毎晩、看板をさげて掃除でピカピカに拭きあげます。

 

看板は心を持たない物質ですが、その看板に詰まった想いはドンドン大きくなっていきます。

その想いは、Splashの未来のアシスタントに受け継がれるのです。

 

私は思います。

Splashの本当の「看板」は、スタッフたちの心の中に存在しています。

 

サロンには、とても地味な仕事が存在します。

誰も見ていないような地味な仕事でも、とても重要な仕事です。

仕事としての「働く(はたらく)」とは、

すぐ近くにいる人たちを楽しく幸せにするから

「傍楽(はたらく)」と表現する場合があります。

地味な仕事をしてくれているスタッフが、サロンにいるか?いないか?

これがサロン環境や人材育成にとって、とってもとっても重要なのです。

神は細部に宿るのです。

それでは、また。

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保育園が決まって一安心 #ママ美容師 #子連れ出勤

みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

2019年2月7日に、渋谷区では保育園の入園申し込みの結果が出ました。



ホッと一安心

Splashのtomone店長の娘さん(次女)が、4月からのお姉ちゃんと一緒の保育園に入園が決まりました。

ホッと一安心です。

 

なぜ「ホッと一安心」したかというと、

それはtomoneらしい働き方ができることをずっと応援していたからです。

 

もしもtomoneが「育児休業期間を最大の二年間フル活用したい」と申し出たなら、それも私は快諾したはずです。

店長が産前産後休業、育児休業でサロンに不在となるのは、経営的にもかなりの痛手ですが、そんなものは長い人生の中でほんの数年のことです。

 

子どもは大人が思っているより早く、すぐに大きくなってしまいます。

 

次は新宿区在住で現在パート勤務の千愛ちゃんの息子さんが入園できるかどうかです。

新宿区は2月19日に保育園への入園申し込みの結果が出ます。

 

 

保育園が決まるまで

Splashが「子連れ出勤OK」なのは、はじめは「致し方ない」ところから始まりました。

子連れ出勤の私なりに定義があります。

それは、保育園が決まるまでの一時的なママ美容師の救済措置ということです。

 

Splashの子連れ出勤のことを知らない人からは「サロンを子どもが走り回ってるんじゃない?」的に、勘違いされる事も多いのですが、そんなことはありません。

おんぶで仕事ができる範囲内での子連れ出勤です。

 

子どもが1歳を越えると、動きも活発になりますし、動きたかったり、喋りたくなったりして自己主張も激しくなります。

そうなると、やはりおんぶしながらサロンワークは不可能となります。

 

 

本質的な包容力

ここで「もしも(if)」の話になりますが。

男性スタッフが「オレ、子連れ出勤したいんすけど、いいっすか?」と言ってきた時でも、すんなり「オーケー」と言えるかが、スタッフへの本質的な包容力だと思っています。

「本質的な包容力」という、訳の分からない日本語を使いましたが・・・

これは私自身の問題で、スタッフの働き方の多様化に対して、私自身が経営手腕が発揮できるかどうかの問題かと思っています。

 

実際、サロンに「子ども」がいることでSplashに来ることがなくなったお客様も多いです。

そんな事も含めての包容力なのかもしれません。

 

それより何より、Splashのスタッフ達が、自分の働き方を自分で見つけて、好きなだけ働けるサロン環境が出来上がりつつある事が、私は嬉しいのです。

自分がやりたいコトをやりたい時にできる。

そんな環境に身を置けるスタッフたちは、きっと豊かに違いありません。

 

 

おんぶでカット

時には私もおんぶしてカットします。

この年齢になっても、まだまだ新たなスキルが必要となります。

しっかりグラウンディングして体幹がブレないバランス感覚が必要とされますし、足腰が安定していないとスムーズなカットフォームが保てません。

そう考えると、やっぱり母はすごいなぁ〜と思います。

本当に尊敬します。

 



私自身、いろいろなコトを考え、そして試していますが・・・

tomone店長は、いつもと変わらず働いてます😊

 

こうして日常は過ぎていき、子ども達はいつの間にか成長していくのです。

周りの大人たちが協力し合って、子ども達を見守っていきます。

 

誰でもそうして生きてきたように。

 

それではまた。

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