神は細部に宿る #サロン環境 #人材育成

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

サロンには、とても地味な仕事が存在します。

誰も見ていないような地味な仕事でも、とても重要な仕事です。

仕事としての「働く(はたらく)」とは、

すぐ近くにいる人たちを楽しく幸せにするから

「傍楽(はたらく)」と表現する場合があります。

地味な仕事をしてくれているスタッフが、サロンにいるか?いないか?

これがサロン環境や人材育成にとって、とってもとっても重要なのです。

 

Splashの看板

2001年10月に Hair Splashをオープンして、代々木八幡で私と共に歩んできてくれた“ Splashの看板 ”があります。

今でも思い出すのは、オープン前日にはじめて明かりを灯した時の事です。

親友の建築家に作ってもらったロゴが「看板」というカタチになった時はとても感動しました。

代々木八幡の商店街の中で、明るく光るSplashの看板にサロンの未来と夢と希望を託しました。

度重なる台風の水害で、何度となく浸水したこの看板。

時にはイタズラされて壊されそうになったこの看板。

車に擦られて内部が破損したこの看板。

東日本大震災の後は節電で電気を消していたこの看板。

 

お客様をお見送りする時には、看板の光の中で色々な話しをしました。

看板のカードケースからSplashのショップカード持ち帰ってくれて、Splashにご来店していただいたお客様もたくさんいらっしゃいます。

ちょっと薄汚れちゃってるけど、本当に色々な想いの詰まった看板です。

 

 

最後の夜

数年前のこと、ゲリラ豪雨で道路冠水した時に、その看板も内部まで浸水して電気系統が壊れて使用不可能になったことがありました。

もう15年ほど使用していたし、ちょうど良い機会でもあったので看板を新調することになりました。

 

新しい看板も出来上がり、サロンに納品される前夜のことです。

旧看板の最後の夜、営業終了後にサロン内に下げました。

私は最後に写真を撮影しようとしていました。

 

すると当時アシスタントだった関根志穂が、明日から用済みとなる旧看板の掃除はじめました。

「写真を撮る前に掃除しましょう」

と言いながらピカピカに拭きはじめたのです。

「もう捨ててしまう看板なのに、、」

それだけ、関根志穂や他のスタッフ達の中にも、看板への想いが詰まっていたのです。

私は本当に有難いと思いました。

そして、こういうスタッフがサロンに居てくれることが、経営者として幸せなことですし、とても豊かなことだと感じました。

 

 

新しい看板

翌日、新しい看板が到着しました。

そして、その夜。

新しい看板の掃除をして、ピカピカに拭きあげる関根志穂がいました。

誰にも言われないのに、いつものようにピカピカにしていました。

 

その新しい看板も、すでに使用してから数年が経過しました。

Splashの看板は、今でもピカピカのままです。

 

 

大切な仕事

サロンでは朝から晩まで掃除、整理整頓をしています。

お客様がご来店前、ご来店中、そしてお帰りになった後、

常に掃除と整理整頓をします。

 

その中でもアシスタントが受け持つとても大事な仕事が看板拭きです。

これは、歴代のアシスタントが全員経験した大切な仕事の一つです。

 

看板を仕舞った後、アシスタントは看板についた汚れを落として、ピカピカに拭きあげます。

時には雨が降ったりして、かなり汚れることもあります。

その看板をピカピカに拭きあげます。

 

 

神は細部に宿る

この春、Splashには新卒スタッフが入社しました。

毎晩、看板をさげて掃除でピカピカに拭きあげます。

 

看板は心を持たない物質ですが、その看板に詰まった想いはドンドン大きくなっていきます。

その想いは、Splashの未来のアシスタントに受け継がれるのです。

 

私は思います。

Splashの本当の「看板」は、スタッフたちの心の中に存在しています。

 

サロンには、とても地味な仕事が存在します。

誰も見ていないような地味な仕事でも、とても重要な仕事です。

仕事としての「働く(はたらく)」とは、

すぐ近くにいる人たちを楽しく幸せにするから

「傍楽(はたらく)」と表現する場合があります。

地味な仕事をしてくれているスタッフが、サロンにいるか?いないか?

これがサロン環境や人材育成にとって、とってもとっても重要なのです。

神は細部に宿るのです。

それでは、また。

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