選択肢が多いほど人は迷ってしまうのか

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

私が作成したホームページを見て、お着物の着付けやヘアセットのご予約を入れていただけるご新規のお客様がすっごく多くなってます。

さらに!

キッズカット(子どものヘアカット)や赤ちゃん筆作成でのご予約も沢山入ります。

嬉しい!の一言です。
ありがとうございます(^^)


●セミナー中の閑話休題

先日参加したセミナーの時、閑話休題で話していた事で、気になって頭の片隅に残っている話を書いてみますね。

その話題とは、

最近の若い子たちは、自分の意思でなんでも選択できて、自分の将来の職業も自分で選び放題。
まだ人生経験が殆どない状態で、職業選択を自由に選び放題だからこそ迷ってしまい、結局何も選ぶことができなくなってしまう。

というような話。

10代後半か20代前半の時に、自分の将来を見据えて職業を選び、なんの迷いもなく一生その仕事を続けて行くというのは、現代ではとっても難しいこと。

昔々なら、「お前は大工の息子なんだから、将来は大工の家業を継ぎなさい」と否応無しに職業が決まってしまったことも多々あったはず。

でも、現代では、自分で自分の将来を決めて、自分が好きなことを仕事にしていかなければならない。

自分が好きなことと、自分ができることが違う場合が苦しくなってしまいます。

●大義が必要?

その時、私が感じたのは、個人という「個」の意思だけを尊重しすぎてしまうことが、かえって迷いになってしまうなら、きっと「大義」があればある程度迷わなくても済むんじゃないか?ってことでした。

現代の若者は、素晴らしい感性を持ってこの世に生まれてきています。

きっと近い将来、この「個」の迷いの中から「大義」という全体性を見つけ出して、個と全体を調和させるような時代になるはず。

その先駆けとなっているのが、今の若者たちだろうなぁ〜。

と一人で勝手に考えていました。

では、その大義ってなんだろう?

●現代の大義って

その時同席していた人が「火星人が攻めてくるから、みんなが一つになって地球を守ろう!みたいなことが大義ですか?(笑)」と言って、私も笑ってしまったのですが。

でも、きっと大義ってそういうことだろうなぁ〜。と、後々になり妙に納得してしまいました。

●新卒が三日で辞めちゃった

美容学校を卒業して新卒入社した美容師アシスタントの子が、まず最初にぶつかるのが人間関係と夢見ていた美容師のイメージとのギャップです。

新卒の子が「新卒が三日で辞めちゃった」「一週間でサロンに来なくなった」という話は、星の数ほど聞きますし、私自身も過去に何度も経験したことです。

●Splashでも三日で辞めちゃった?

Splashも10年以上前に入店した男の子が、一週間くらいしたら疲れた顔してたので、気にかけていたのですが、案の定、急に「辞めたい」と言い出しかことがありました。

退職のことをお母さんにも相談しているようでした。

本人と何度か話した後、その子の実家のお母さんに電話しました。

「〇〇君は今美容師として成長して行く過程で大切な時なんです。本人は辛いとか疲れるとか言うかもしれませんが、お母さんからは、どうか励ましてあげてももらえませんでしょうか?〇〇君なら絶対に立派な美容師になります。」

と伝えました。

 

しかし、その時のアシスタントのお母さんは

「それは本人が決めることですから。息子がかわいそうなので、辛いなら美容師を辞めてもいいと思っています。息子はもっと元気でよく笑う子だったんです。でも今は疲れているみたいで。」

と言うだけでした。

当時の私は、まだ経営者としても本当に未熟でしたので、そのままなすすべもありませんでした。

●美容師の大義ってなんだろう?

そう考えると、美容師になる子たちは、自分が美容が好きだったり、美容で人を喜ばせることが好きだったりと、みんなとても純粋です。

でも、実際にサロンで働いてみると、自分の好きなこととのギャップに苦しみます。

 

自分が好きだから。

自分が人を喜ばせることが好きだから。

自分が美容師として立派になりたいから。

自分、自分という「個」です。

そこにはまだ大義は存在しません。

 

自分が立派になって、家族を養うために美容師をする。とか、

国家のために美容師をする。とか

地球の平和を守るために美容師をする。とか、そんな大義がありません。

 

美容師の大義を明確にすることは、きっとその本人だけではなく、サロンのブランド化にも繋がるような気がします。

 

●一人はみんなのために、みんなは一人のために

これからは共感、共有の時代です。

一人一人が光り輝くことで、全体としても輝きはじめます。

だからこそ、自分という「個」と「全体」と調和させて行く必要があります。

そのためには、何が必要か。

そして、何からはじめてばいいのか。

そんなことを、最近はずっと考えていて、一つの答えを見つけました。

 

その話は、またそのうちに。

それでは、また!

 

 


●サロンのブランド化の条件

一週間後に清里の清泉寮で、私の「八ヶ岳セミナー」があります。

題して【八ヶ岳セミナー 2017】サロンの儲けを確実にする!人材育成とサロンのブランド化の条件 

https://omotenashi-cafe.com/event/kobayashi-makoto-2017-10-03です。

そこで、とっても詳しくお話ししようと思っています。

 

実は原稿を書いていたら、テキストだけでA4用紙28ページになってしまいました。

とっても内容が濃くなりそうです。

 

「さすがに八ヶ岳までは行けないよぉ」という方のために、東京でも第二回を同じ内容で開催したいと思っています。


【求人情報】

代々木八幡 美容室スプラッシュの求人情報です。

https://www.hairsplash.net/qjin.html

よろしくお願いいたします。

サロン見学、体験入店制度もありますので、ぜひご相談ください。
サロン説明会も随時開催中です。
私達と一緒にお客様に喜んで頂く仕事をしませんか?
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現実は『ごっこ遊び』だと思ってごらん?

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

子ども達が夏休みになり、サロンもいつもと違う雰囲気です。
平日でも朝からキッズのお客様が多数ご来店していただいて、夏休み感満載です。


●私のお説教

月に一度か二度程度、スタッフ達を集めて強制的に私の話を聞かせることがあります。

お説教です。
(お説教と言っても怒っているわけではありません。教え諭しているのです。)

普段、個人個人に話している内容を全員で共有します。

 

今回の話は「持越し苦労と取り越し苦労」と「気の無駄遣い」の話でした。

 

●持越し苦労と取り越し苦労

持ち越し苦労とは、

「あの時は失敗しちゃったから、きっと今回も失敗するに違いない。」

「あの時結局あの程度だったから、今回頑張ってもこの程度だと思う」

という思考です。

すでに過ぎ去ってしまった時のネガティブな経験を引っ張って来て、今という現実を判断します。

 

では、取り越し苦労とは、

「今がこんな感じだから、きっとこの先もこの程度だろう」

「今は収入があるけど、将来はどうなってしまうかわからない」

「この先、年老いていって、仕事もできなくなるかもしれない、食べていけるだろうか」

と、まだ見ぬ未来を不安要素から想像して、今は幸せなのに、この先はどうなることかと思い悩む。

 

ありますよね、誰だって(^^;;

人間は誰でも、過去の記憶の中で今を生きています。

 

●気の無駄遣い

結局のところ、その持ち越し苦労と取り越し苦労で、今という大切な時間に気持ちが分散してしまい、気の無駄遣いをしてしまいます。

 

本当は自分には素晴らしい能力があるのに、何をやるにもそのチカラを100パーセント発揮せずにセーブしてしまいます。

私は「大丈夫だよ、君が〇〇だったなんて、誰も知らないから。自分一人で『私はこういう人間です』って思い込んでるだけだよ」と笑います。

 

いまの自分の無限なる能力を自覚したら、聖徳太子のように複数人の話を一気に聞くこともできるかもしれません(^^)

 

そこで、私は「現実は『ごっこ遊び』だと思ってごらん?」と言っています。

 

●ごっこ遊び

子どもの頃の「ごっこ遊び」で、ケイドロやお医者さんごっこなど、自分が本当に役になりきって遊びました。

 

売れっ子スタイリストなら、こんな時どのような姿勢で、どのような話し方をして、どのように振る舞うか。

自分が今という時に「役になりきる」のです。

過去に自分がどうであれ、この先の未来に努力が報われないかもしれなくても、今という時に、なりたい自分の役になりきる。

それも子どもの頃の遊びのように、超真剣に役になりきる。

 

さてさて、持ち越し苦労と取り越し苦労で気の無駄遣いをしていた自分が、どのように変化していくでしょうか。

楽しみですよね。

 

きっとまだ見ぬ素晴らしい未来があなたのことを待っています。

その時に出会う人たちは、どんな人たちでしょうか。

その人たちとどのように接していますか?

今日も明るくのびのびと生きましょう。

世界が君を待っている。

 

それでは、また。

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未来の選択肢は多いほうが楽しいでしょ?

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

最近はSplashの独自ドメインに自分専用のサブドメインを設定して、このブログを書いていますが、更新頻度が格段に上がりました。
いつまで続くかわかりませんが、しばらくお付き合いください(^^)

 

●給料日

Splashの給料日は毎月10日です。
以前は給料袋に現金を入れて渡していた時期もありました。

スタイリストの給与は、基本給+歩合+役職手当という感じなので、自分が頑張った月の給与は、給料袋を手で持った時の “厚み” で自分の頑張りを実感できました。

さらに給与額の1000円未満の端数分は、1000円に繰り上げて渡していましたので、ランチ1回分くらいの金額を私からスタッフへのお小遣いとしていました。
 ※現在では銀行振込になっています。念のため。

前回の給料日、スタッフ達に給与明細を手渡しする際、一人一人に「未来の選択肢」の話をしました。

自分の未来の選択肢は多いほうが楽しいですよね。
「今という時に、自分はどっちの方向にも進めるんだ。」と思えればとても安心感がありますし、選択する余地があると今現在の自分の可能性を信じることもできます。

 

●小湊萌未とのやり取り

給与明細を手渡しの時、アシスタントの小湊萌未とのやり取りです。

小林:萌未ちゃんはさぁ、将来実家に帰っておばあちゃんとお母さんのサロンを継ぎたいんだよね。その時に・・・

萌未:あっ、実は・・・

小林:なに?

萌未:実は最近、、実家の美容室の跡継ぎもいいけど、東京で美容師としてやっていくのもいいかなって思っているんです。

小林:そうか・・・じゃあさ、福島か東京かの二択じゃなくて、こんな風に考えてごらんなさい。

自分の未来は自分で選ぶことができる。
だから、今この瞬間に選択肢が多いほうがいいよね。
福島の実家の美容室を継ぐ未来。
東京で美容師としてバリバリ働く未来。

今の自分を中心に、いろいろな未来があるんだよ。

福島と東京を行き来しながら実家とSplashの両方で美容師を続ける未来だってあっていいよね。

それに、萌未ちゃんは着物の着付けも好きだよね?
萌未ちゃんはまだ美容師二年生だから、これから先はどんな自分にでもなれるんだからね。
そのために、オレとしても会社としても、できることは何でもするからね。

だから今を大切に、しっかり生きなさい。
未来の選択肢は多いほうが楽しいでしょ?

萌未ちゃんと話した後、スタッフ一人一人に同じような内容の話をそのスタッフに合わせてしました。

 

●スタッフ達の未来

スタッフみんなに、それぞれの未来があって、自分がなりたい未来像も複数存在しています。
しかし「いま」という時に未来を夢見られなければ、その未来像は消えて無くなります。

 

先日のtomone店長主催のtomoneミーティングで、スタッフ全員で未来を語ったそうです。
全員が「Splashでずっと働いて行きたい。」という結論に達したそうです。

 

自分の未来は自分でえらべる。
それはとても豊かな生き方です。

スタッフ達が幸せを体現できるサロンは、お客様も幸せを体現できるサロンとなります。

私の未来はどれだけの選択肢があるでしょうか。
スタッフ達の未来の数だけ、私の未来があります。

 

それでは、また。

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