人材育成は永遠の課題 #人材育成 #美容師離職率

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

誰もが悩む人材育成。

考えてみると、サロンにおいての人材育成は永遠の課題と言ってもいいかもしれません。

 

 

美容業界人材難時代

昨今は美容業界でも人手不足で人材難時代です。

少子高齢化と言われていますが、美容学校生も入学希望者が激減しています。

しかも、美容学校を卒業しても新卒者が「美容師」になるわけではなく、ネイリスト、アイリストとして就職することも多いです。

 

美容師の平均勤続年数が約6年と言われています。

もう少し付け加えると、厚生労働省「産業別入職率・離職率」の調査では美容師の離職率は、

『美容師が離職、または働いているサロンを変える割合』

1年目で約50%

3年目で約80%

10年目で約92%

ということは、1店舗での勤続年数は約1.5〜2年となる計算になります。

*美容師の離職率は10年で92%?仕事を辞めたくなる理由・原因 (リジョブさんの記事より)

https://relax-job.com/more/52283

 

ほとんどの美容師がサロンを変えたり、離職をしているということが分かります。

 

私個人としては、美容師の退職に関しての善し悪しは、あまり重要視していません。

というのも、退職や離職の理由が色々あるのは、私自身の経験からも痛いほど理解していますす、サロンを辞めてはいけないとは微塵も思っていないからです。

むしろ、サロンを変えた方が楽しく幸せになった美容師さんも多いです。

 

しかし、一つのサロンで長く勤める事ができない現状がある。ということをここでは理解しなければならないと思うんですね。

 

Splashでの勤続年数は?

美容師の離職率から考えてみても、Splashの場合は美容業界内でも比較的スタッフが長く勤めてくれるサロンと言っても過言ではないかと思います。

 

現在のSplashスタッフは全員が新卒入社しています。(パートさん以外)

勤続年数は、4月になると・・・

【店長】tomone:14年目
【副店長】佐野由梨子:13年目
木村由里香:11年目
関根志穂:7年目
小湊萌未:4年目
【パートのママ美容師】渡邉千愛:2年目

となります。

そこで、スタッフが長く勤めてくれるからこそ大事になるのが人材育成です。

 

 

美容室の人材育成

人材育成と一言で言っても、一朝一夕に成し得るのもではありません。

時間と労力が必要です。

 

私が人材育成で一番大切に思っていることは、「その人のことを変えないこと」です。

もともと美容師は、誰もが皆「お客様に喜んでいただくことが自分の喜び」という想いを持っています。

しかし、サロンで働いているうちに、その大切な想いをついうっかり忘れてしまうことがあります。

 

それはなぜか?

オーナーや店長が、数字や結果で比べるからです。

 

光り輝くタイミング

スタッフがどのタイミングで光りだすかは、経営者にはわからないんです。

1年目から光ってる子もいますけど、勤続10年以上経って光りだす子もいます。

数字という結果で、スタッフ同士を比べているうちは、なかなか気がつかないことが多いです。

 

では数字を追いかけることはいけないのか?

 

決してそんなことはありません。

 

しかし、数字は結果なんです。

人材育成は過程です。

 

ワクワクと楽しく感じる過程を経て、数字という結果が現れます。

だから、結果ありきから人材育成をしてしまうと、精神的に無理が生じてしまうのかもしれません。

結果ありきからの人材育成は、現在の状態に何か足りないという不足の意識からスタッフのことを見てしまいます。

しかし、その人のことを変えないという視点からの人材育成は、スタッフはすでに完璧な人という視点から考えます。

 

誰でも光り輝くタイミングがあります。

自分の中で眠っていて、まだ目醒めていないチカラを発揮するタイミングです。

 

私が思う人材育成とは、個人個人のスタッフが目醒めるための、きっかけを与えるということです。

 

 

 

結果が良くても悪くてもどちらでもいい

この春スタイリストデビュー予定のアシスタント小湊萌未に

「完璧より前進を」と、

先日観た映画イコライザーのデンゼルワシントンのセリフをそのまんまプレゼントしました。

完璧になるまでデビューできない訳じゃなく、日々前進している状態のことを完璧って言うからです。

 

というのも、私は人材育成において「過程」を大切にしたいからです。

 

 

近視眼的な思考だと、ついつい新規集客やスタッフ求人にばかり労力を使ってしまいます。

ところが、見方を変えると、スタッフが長く働ける環境のサロンには、お客様も長く通っていただけるので、収益性は安定します。

 

もちろん、お客様が引越しをされたり、諸々の理由でご来店されなくなることがありますから、新規集客も大切ですが、、、

先ずは人材育成在りきからサロン運営を構築していくと、全てが好循環の流れに乗っていけると思います。

 

 

ありのままの自分の生き方

サロンのスタッフたちが、活き活きと働ける流れに乗ってしまうと。簡単にシンプルにモノゴトが進んでいきます。

目先の利益に翻弄されない人材育成を心掛ければ、盤石な経営基盤ができあがります。

 

弊社も、もちろんですが「儲かる経営」を目指しています。

しかし、「儲かれば良い経営」と「儲かる経営」の違いを見極める必要があると思っています。

 

日々、私を含め、スタッフたちが、ありのままの自分で明るくのびのびと美容師として生きられるサロンならば、結果は良くても悪くても、どちらでもいいんです。

でも・・・

結果は、みんなが豊かになり儲かるんですけどね。

 

それでは、また。

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個人サロンを法人サロンにした理由 #美容室経営 #人材育成

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

サロンとして変化の大きかった2018年から2019年になりました。

 

サロンでの働き方を選ぶ

今は美容師もいろいろな働き方を選べる時代になりました。

サロンの枠も昔とは変わりました。

そんな中で、自分が働く目的の本質を大きな視点で思い返してみる必要があると思うんですよね。

 

私たちは何のために働くのか。

 

そのことがハートの深いところで腑に落ちていると、より軽やかになっていく気がします。

 

 

個人サロンを法人サロンに

三年前に個人事業だったサロンを法人サロンにしました。

その理由は、スタッフの福利厚生を充実することが目的でした。

実際、個人事業主だった頃より私自身の年収は下がりましたが、社員となったスタッフたちが産休、育休などの制度をフル活用できるようになり、以前にも増してサロンのコトを大切しながら行動しているのが伝わってきます。

 

なにより法人化したことで、女性美容師が出産して子育てしながらでも安心してサロンで働けるようになりました。

厚生年金への加入も将来への安心材料の一つになっています。

社会保険への加入で、一般的な美容師が重要視しがちな給与の手取り金額は下がっても、社員満足度は上がっています。

 

 

スタッフの潜在的な不満

その一方、問題も浮上します。

まずは未婚でフルタイム出勤しているスタッフたちの労働時間などオーバーワークの問題。

そして土日の大盛況時、ママ美容師不在での人手不足。

 

ということで、私は一つ手を打つことにしました。

 

それは・・・

この春から定休日を火曜日のみにして勤務体系をシフト制にすること。

なんだ、そんなこと?と思うかもしれませんが、、

これでフルタイム出勤しているスタッフのオーバーワークというか、サービス残業をゼロにして潜在的な不満を解消することができます。

社員は、未婚者でも既婚者でも子持ちでも、全て同じ待遇になります。

 

 

サロンという場(ば)

私が思う「サロン」は、働く人、集まる人の最小単位の場(ば)です。

その場で意識を交換したり、共有したりして、外へと拡がっていく場となります。

そこには独特の磁場のようなものが存在します。

 

サロンは、人と人との共有の場なので、そこにいる人間が同じ待遇なら、同じ立ち位置からお互いを認め合えるようになる気がしています。

個人個人がつながりあって全体が構築されていくような感じです。

 

とここまで書いて気がついたけど、もっと早めに取り組めば良かった。。

 

 

自己責任で現実を使う

「サロンの方針が・・・」

「オーナーがこうだから・・・」

「スタッフが思うように働いてくれない・・・」

「仕事だから仕方ない・・・」と

周りの環境のせいにしたり、周りの人のせいにして、今という大切な時を外向きな意識で使うのはもうやめましょう。

 

今という時は自分のためだけにありますから、すべての状況に対して自己責任で向き合うだけでいいと思います。

 

自己責任で現実を使うと、周りの環境も自然と整ってきて、周りの人もイキイキしはじめます。

 

利他の精神はその後でいいですよね。

自己犠牲の上に成り立つ利他は、自分と一致していない幻の姿だから。

 

自分の意識の中でも、あともう少しで突き抜ける感じがしています。

あともう少しで。

 

2019年も良い意味での変化の一年になる予感がします。

今年はスタッフ一人一人といっぱい話して、一人一人が輝けるように、古い習慣や価値観を手放して断捨離していこう。

変化こそ安定なり(^^)

 

それでは、また。

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関根志穂のピンチ!? #人材育成 #サロンメニュー

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みなさん、こんにちは。

代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

 

先日ある人とメールでやり取りしている時に、あぁやっぱりこれだよね。

と思ったことを書いてみます。

 

着物の着付けのメニュー

いまでこそ「代々木八幡 着付け」「着付け ヘアメイク 代々木八幡」とGoogle検索すれば美容室スプラッシュが上位表示されます。

しかし、数年前までは違いました。

 

Splashスタッフのベテランスタイリスト達が、着物の着付けをメニューとして取り入れたのは、もう10年以上前になります。

しかし、その頃はまだ「お客様から頼まれたら着物の着付けをする」という程度のサロンの中でもサイドメニュー的な存在で、お客様からの認知度も低かったのです。

 

 

関根志穂の存在

今から5年半前の春、関根志穂がSplashに入社しました。

当時のことを数年前にブログに書いたことがありました。

関根志穂という美容師

https://ameblo.jp/somegirls/entry-12065346026.html

少し読み返してみましたが、いまでは考えられないくらい控えめな関根志穂・・・(笑)

 

現在関根志穂はSplashの着物の着付けの施術を一手に引き受けています。

リピーターとして着付けをオーダーしてくださるお客様もとても多いです。

着物の着付けのご予約が入ると、予約表を片手にお客様とご来店時間やお仕上がり時間を念入りに相談します。

そして、着物の着付けに関するご質問にも丁寧に答えています。

 

特に七五三シーズンには、お子様をお持ちのお母さん達が着物のことで関根志穂に相談してくださることが多いです。

着物に馴染みのない世代のお母さんには、関根志穂の存在は頼もしいのです。

 

 

 

スタッフの得意分野を伸ばす

お客様からも関根志穂の得意分野として、着物の着付けとヘアセットが認知されています。

代々木八幡周辺のお客様からも「あそこの美容院へ行けば、着付けとヘアセットをしてくれるよ」とたくさんご紹介して頂いています。

これも関根志穂が入店当時に「私は着物の着付けが好きです」と私に言ってくれたから、今があるのです。

 

私には、一つの意図があります。

それは「人のことを変えないこと」

Splashスタッフの得意分野の伸び代を創る手伝いはするけど、強要はしないという経営者としての覚悟です。

 

 

Splashの未来の姿

美容室にいらっしゃるお客様には、来店目的があります。

大きく分けて3つとなります。

1:髪が伸びたから

2:何かイベントを控えているから

3:リラックスしたりサロンの雰囲気を楽しみたい

1番の理由に特化したサロンは、カットやヘアカラー専門店として存在していますので、わかりやすいと思います。

3番の理由に特化したサロンは、ヘッドスパやトリートメント専門店として。

 

これを読んでいただいている美容師さんも、サロンで、この3つの来店理由のパーセンテージを導き出すと、あることがわかってきます。

それは、スタッフそれぞれの個性や特徴、そして得意分野が、どの来店理由にマッチするか。ということです。

関根志穂の着物の着付けは、2番の「何かイベントを控えているから」に当てはまっています。

 

自分の成人式は一度しかないけれど、こうして一生に一度の成人を迎えるお客様に携われることを本当に嬉しく思います(^^)

数年前、成人式のお支度をお手伝いさせていただいた時の、Splashの着付け担当 関根志穂の言葉です。

 

この一言の中には、自分が一番ワクワクすることを行動に起こすとどういうことが起こるかが語られています。

 

未来のSplashの姿は、第三世代のスタッフたちが中心となって、このお客様の3つの来店目的に合わせながら、スタッフの個性がバランス良く発揮され、のびのびと働ける環境になっていくと実感しています。

私自身も楽しみです。

 

 

関根志穂のピンチ

結婚式、成人式、卒入学式、そして七五三。

関根志穂が着物の着付けの施術で担当させていただくお客様の数は約140名。

イベントへのご出席用にお支度させていただくお客様ばかりです。

お着物の種類でいうと、6割が留袖、訪問着となります。

 

ほぼ毎週末に着物の着付けのご予約をいただいているので、連続で着物の意付けを担当するときは、シザーケースを外してポケットにピンチ(着物の着付け用クリップ)を付けています。

私は、その関根志穂のピンチをカッコいいなぁ〜と思って見ています。

 

 

分離から統合へ

ちょっと昔の美容院は、街の中で「何かある時は、あそこに相談すればなんとかなる」と地域の人たちから信頼されていました。

お客様が美容院へ来店する目的の3つのバランスが良いサロンの証拠です。

当時の美容師も、パーマから着付けまで、どんな施術も一人でできる人が大勢いました。

 

今では、そんなサロンも少ないのかもしれません。

 

細かく分離し過ぎてしまい、美容師自体が1つだけに特化した施術だけで、1日のサロンワークを終えています。

私はそれが悪いとは言いませんが、なんだか寂しいなぁと思います。

しかし、サロン全体で考えると、あるスタイリストは、これが得意。

またあるスタイリストは、これが得意と、同じサロンの中に、それぞれの得意分野を持ち寄ったカタチで協働していくことは可能です。

 

だからこそ、協働をベースに3つのバランスが取れたサロンは、これからの時代お客様にとって究極の価値となっていくのかもしれません。

分離から統合へ。

時代は確実に変わりつつあります。

 

 

人はそれぞれ自分しか持っていない光の玉をハートの中に持っています。

磨けば光る原石のような玉です。

今は自分でも気がつかないかもしれません。

その光の玉は、誰でも持っているのです。

 

次はあなたの番ですよ。

光り輝くのは、今この瞬間です。

 

 

世界が君を待っている。

それでは、また。

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